ごりやくさん

KBS京都

放送内容

第38回 金刀比羅宮

2020年9月7日 放送

一生に一度はこんぴら参り。人々は、瀬戸内を渡る船に揺られ、憧れ慕う祈りの地に向かいました。目指すは、山から海を見守る<こんぴらさん>、金刀比羅宮(ことひらぐう)です。主祭神は大物主神(おおものぬしのかみ)。海上安全や商売繁盛など、諸願成就の神として信仰を集めてきました。こんぴらさん名物『石段の参道』に片寄せ合うように営む店には、信仰を支えに生きる人々の姿があります。香川県仲多度郡琴平町に坐すごりやくさん、金刀比羅宮を御紹介します。

番宣

アクセス

番組概要

神社に参詣することで与えられる「御利益」。その多くは、その神社がなぜ造られたのかという、ご由緒に由来します。

日本人は岩や滝、巨木や陽の光など、自然の中に「神」を感じ、その土地を敬ってきました。今で言う“パワースポット”ですが、それはやがて、その地に暮らす人々の守り神として敬われ、祠や社が築かれ、これが神社の原型になったと認められます。

即ち、神社が与えてくれる「御利益」とは、遡っていけば、その土地を愛する人々の心が原点にあるとも捉えられます。

本番組は、上記の視点より、全国各地の「御利益が得られる」として有名な神社を訪ねて、その御利益に込められた心の形をひもとき、その土地の歴史、風土、特産品などを紹介する、あらたな視線の紀行番組です。

ナレーター

余貴美子

余 貴美子(よ きみこ)