新潟県のほぼ中央、越後平野にある弥彦村。見渡す限りに青田が広がる越後の風景、瑞々しい稲は秋には黄金色にうねる穂波へと実ります。その神様は、人々に豊かな恵みを生み出す営みを授け、以来この地に鎮まり、2400年の時を超えて見守り続けてこられました。彌彦神社の御祭神『天香山命(あめのかごやまのみこと)』。五穀豊穣、開運厄除の神様です。古より受け継がれる『人々の生業』はいつも深い感謝と共にあります。新潟県西蒲原郡弥彦村に坐すごりやくさん、彌彦神社を紹介します。
2020年9月21日 放送
新潟県のほぼ中央、越後平野にある弥彦村。見渡す限りに青田が広がる越後の風景、瑞々しい稲は秋には黄金色にうねる穂波へと実ります。その神様は、人々に豊かな恵みを生み出す営みを授け、以来この地に鎮まり、2400年の時を超えて見守り続けてこられました。彌彦神社の御祭神『天香山命(あめのかごやまのみこと)』。五穀豊穣、開運厄除の神様です。古より受け継がれる『人々の生業』はいつも深い感謝と共にあります。新潟県西蒲原郡弥彦村に坐すごりやくさん、彌彦神社を紹介します。
神社に参詣することで与えられる「御利益」。その多くは、その神社がなぜ造られたのかという、ご由緒に由来します。
日本人は岩や滝、巨木や陽の光など、自然の中に「神」を感じ、その土地を敬ってきました。今で言う“パワースポット”ですが、それはやがて、その地に暮らす人々の守り神として敬われ、祠や社が築かれ、これが神社の原型になったと認められます。
即ち、神社が与えてくれる「御利益」とは、遡っていけば、その土地を愛する人々の心が原点にあるとも捉えられます。
本番組は、上記の視点より、全国各地の「御利益が得られる」として有名な神社を訪ねて、その御利益に込められた心の形をひもとき、その土地の歴史、風土、特産品などを紹介する、あらたな視線の紀行番組です。