放送内容
第31回 秩父神社
2020年5月11日 放送
埼玉県・西部に広がる秩父地方。その総鎮守として知られるのが秩父神社です。ご祭神は神代の頃から当代まで異なる時代にお鎮まりになった『八意思兼命(やごころおもいかねのみこと)』、『知知夫彦命(ちちぶひこのみこと)』、『天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)』、『秩父宮雍仁親王(ちちぶのみややすひとしんのう)』四柱の神様。人々の心の支えとなり育まれた文化や営みは郷土の誇りとしてあり続けています。『開運』や『学業成就』などのご利益があるとして厚い信仰を集めてきました。埼玉県秩父市に坐すごりやくさん、秩父神社を紹介します。
番組概要
神社に参詣することで与えられる「御利益」。その多くは、その神社がなぜ造られたのかという、ご由緒に由来します。
日本人は岩や滝、巨木や陽の光など、自然の中に「神」を感じ、その土地を敬ってきました。今で言う“パワースポット”ですが、それはやがて、その地に暮らす人々の守り神として敬われ、祠や社が築かれ、これが神社の原型になったと認められます。
即ち、神社が与えてくれる「御利益」とは、遡っていけば、その土地を愛する人々の心が原点にあるとも捉えられます。
本番組は、上記の視点より、全国各地の「御利益が得られる」として有名な神社を訪ねて、その御利益に込められた心の形をひもとき、その土地の歴史、風土、特産品などを紹介する、あらたな視線の紀行番組です。
ナレーター
余 貴美子(よ きみこ)