ごりやくさん

KBS京都

放送内容

第39回 吉備津神社

2020年9月14日 放送

『黍 (きび)』と呼ばれる穀物の一大産地であったことからその名が付けられたとされる『吉備国』。古の記憶が刻まれるこの地に伝説となった武人がいます。鬼と恐れられていた賊を退治、人々に平安を齎した後にこの世を去り神として鎮まりました。吉備津神社の主祭神、大吉備津彦命(おおきびつひこのみこと)です。人々に振りかかる災いを払い、運気を開き、幸福を招く。神様が住まわれる御社殿は宮殿の如き壮麗さを放ち、その神域ではこの地だけに受け継がれる『神秘の神事』が行われます。岡山県岡山市に坐すごりやくさん、吉備津神社を御紹介します。

番宣

アクセス

番組概要

神社に参詣することで与えられる「御利益」。その多くは、その神社がなぜ造られたのかという、ご由緒に由来します。

日本人は岩や滝、巨木や陽の光など、自然の中に「神」を感じ、その土地を敬ってきました。今で言う“パワースポット”ですが、それはやがて、その地に暮らす人々の守り神として敬われ、祠や社が築かれ、これが神社の原型になったと認められます。

即ち、神社が与えてくれる「御利益」とは、遡っていけば、その土地を愛する人々の心が原点にあるとも捉えられます。

本番組は、上記の視点より、全国各地の「御利益が得られる」として有名な神社を訪ねて、その御利益に込められた心の形をひもとき、その土地の歴史、風土、特産品などを紹介する、あらたな視線の紀行番組です。

ナレーター

余貴美子

余 貴美子(よ きみこ)