手には釣り竿、大きな鯛を抱え、穏やかな笑みがこぼれる。『福の神』でおなじみの『えびす大神』。幼い時に、海に流されながらも漁師によって引き上げられ、『豊漁の神』として、自らが望む地に祀られたえびすさま。後に町が発達すると『商売繁盛の神』。信仰が全国に広がると幸運をもたらす『福の神』とその御神徳を深められました。新年早々の祭り、『十日えびす』は多くの人々で賑わいます。関西では『えべっさん』の愛称で親しまれてきました。兵庫県西宮市に坐すごりやくさん、西宮神社を御紹介します。
2020年8月24日 放送
手には釣り竿、大きな鯛を抱え、穏やかな笑みがこぼれる。『福の神』でおなじみの『えびす大神』。幼い時に、海に流されながらも漁師によって引き上げられ、『豊漁の神』として、自らが望む地に祀られたえびすさま。後に町が発達すると『商売繁盛の神』。信仰が全国に広がると幸運をもたらす『福の神』とその御神徳を深められました。新年早々の祭り、『十日えびす』は多くの人々で賑わいます。関西では『えべっさん』の愛称で親しまれてきました。兵庫県西宮市に坐すごりやくさん、西宮神社を御紹介します。
神社に参詣することで与えられる「御利益」。その多くは、その神社がなぜ造られたのかという、ご由緒に由来します。
日本人は岩や滝、巨木や陽の光など、自然の中に「神」を感じ、その土地を敬ってきました。今で言う“パワースポット”ですが、それはやがて、その地に暮らす人々の守り神として敬われ、祠や社が築かれ、これが神社の原型になったと認められます。
即ち、神社が与えてくれる「御利益」とは、遡っていけば、その土地を愛する人々の心が原点にあるとも捉えられます。
本番組は、上記の視点より、全国各地の「御利益が得られる」として有名な神社を訪ねて、その御利益に込められた心の形をひもとき、その土地の歴史、風土、特産品などを紹介する、あらたな視線の紀行番組です。