自転車のフレーム部分を専門に製作するフレームビルダー。小さいころから「働く乗り物」が大好きで、大学生で念願の免許を取得。そこから消防車や霊柩車など、働く車を中心に24台もの車を所持していた。20歳の時、友人の紹介で自転車を作ることに。その時に「自転車ってこんなに早く進むんだ」と感動。更に競輪観戦をした時、選手の颯爽とした走りに心が奪われ熱中する。31歳の時、病気をした事をきっかけに好きな事をして生きていこうと考えフレームビルダーに転職。当時、女性ビルダーの存在は珍しく女性というだけで舐められ、選手から塩をまかれたりしていた。成績が悪いと「お前の腕のせいだ!」と嫌事を言われ、初めのうちは毎日泣いていた。しかし、選手と向き合うことで徐々に認められるようになり、現在は選手の安全を第一に考えたフレーム制作をしている。