京都市左京区にある日本酒や発酵食品を販売するミニマルな酒屋「発酵室 よはく」の店主。立ち飲みスペースでは、購入した日本酒と、発酵食とのペアリングが楽しめる。関東出身で大学卒業後、商社へ就職するが、自分のやりたいことにギャップを感じ退社。一人暮らしの自炊に楽しさを感じていた真野さんは、フードコーディネーターの専門学校に通いはじめる。在学中に日本酒に興味を持ち、日本各地の蔵元へ出向く中で、日本酒と発酵食のペアリングを提案する料理家として活躍するように。2023年6月、大学生のころからすごく好きだった京都で「発酵室 よはく」をオープン。「よはく」と名付けた由来は発酵は自然に任せる「余白」がある。「余白」を埋めることが強いられがちな社会ではあるが、人生には「余白」が必要なのではないかと感じたことから。小さな酒屋から発酵食の魅力を伝えている。