バーナーワークの技法を用いてガラス細工を制作し「KOBEとんぼ玉ミュージアム」では講師も務める。夏の風物詩"金魚"の姿や色に魅力を感じ、20年以上にわたり金魚のガラス細工を手掛けている。24歳。通勤中にステンドグラス工房にふらっと立ち寄り、ワークショップに感銘を受け「仕事にしたい!」と考えた。26歳。仕事を退職し、ガラス工房でアルバイトを始める。仕事にするならアクセサリーだと教えてもらい制作開始。徐々に売れていき少しづつ軌道に乗る。32歳。「このままで良いのか?」と漠然と人生を考えるように。滋賀県長浜市で行われたガラス細工のワークショップに参加。立体物のガラス細工を始めて制作しこの道を極めると猛勉強。この頃から、金魚には思い入れがありガラスで本物の金魚を作る事を目指していた。38歳に出身の京都へ。この頃には金魚マニアで、愛知県で行われる金魚の品評会に通ったり、金魚マニアが集まって百貨店で展覧会なども行った。ワークショップや依頼仕事の中で、印象に残っているのは、香港国際空港の屋上庭園で制作した「ガラス金魚作品」。金魚の歴史、誕生~発展~国際的繁栄を表せるように約30匹、様々な品種の金魚を制作。特にこだわった点は、「金魚の角度」その金魚の魅力が一番伝わる角度を意識した。金魚は考えて動いている。金魚の軌道や、周りの世界を表現してみたいと考える。