靴のデザインをするデザイナーであり、レディー・ガガが着用した靴をデザインしたこともある。動物や人の体の部位をモチーフにした靴を手掛ける。しまなみ海道の途中の島、広島県因島出身。自然に囲まれた少年時代で生き物などに関心が高かった。手が器用だった祖父の影響もあり同時にファッションにも興味があったため、高校生のころ将来の夢はパリコレに出展することだった。海外で活躍するため日本人らしさを学びに京都の服飾の学校に進学する。22歳のころミラノへ留学の経験も経て帰国後は数々のコンペに挑戦。しかし結果は振るわずの日々。自身の美意識に疑問を感じているなかで転機となった大会が「Japan Leather Award (ジャパンレザーアワード)」。ここで初めて靴部門での参加しグランプリを獲得する。そんな中、2010年にレディー・ガガが初来日の際、彼女が日本の次世代ファッションを身につけたいと、デザイナー界隈に募集がかかる。自身の製作した靴を履いてもらえるように何度も作品を送るがなかなか目にかからない。そこから3年後、2013年初めて自身の製作した靴が「アートポップ」のMVにて使用。これを機に世界中に名前が広がることになる。活躍の場が大きく広まり改めて自身の美意識を考え直し、靴を履く「人」にフォーカスし、「足」をモチーフにした靴の作品を製作するようになる。まだデザイナーとしての人生はまだまだ長く、長く表現していけるように常に学び続けていきたいと考える。