西陣にある「京町家茶房宗禅カフェ」を手掛け、あられの文化を未来に残すために様々な取り組みをしている。大阪守口市にある、かきもちや、せんべいを製造する「長寿堂恵佳」の4代目として生まれる。23歳で家業を継いだときに開発した、たこ焼きせんべい「たこべえ」が大ヒットになる。あられの本物の技と味を追求するためには、お菓子の本場京都で認められなければいけないと、厳しいお客さんが多い西陣で「京西陣菓匠宗禅」を立ち上げる。そんな矢先に知り合いのあられ店が倒産することになり、あられの伝統製法を引き継ぐことに。周りが反対する中、京都に専用の工場を作って「上技物(じょうわざもの)あられ」の製法を引き継いだ。茶房でパフェを売り出すことになって、あられ以外のお菓子も研究するようになり、「京のあられショコラ 金襴(きんらん)」を開発。ハイエンドな、あられとして知られるようになる。これからも、あられの文化を残すために頑張りたいと語る。