30種類以上のスパイスを使う欧風カレーが自慢のお店ガーネッシュのオーナーシェフ。もともとは京都府警の警察官として殺人や強盗事件など凶悪な犯罪を担当する捜査一課に所属。その後は検視官として働いた。退職のきかっけとなったのは、東日本大震災の時。宮城県石巻市に派遣され、遺体の検視を遂行。その時に「自分は人の悲しむ現場でしか仕事をしてこなかった。第二の人生はカレー店をオープンして人の笑顔を作る仕事がしたい。」と50歳を過ぎて早期退職。まずは最高峰サービスを学ぼうとディズニーリゾートのキャストの面接を受けると、まさかの合格。1年間、ショーの案内係として働いた。そして2014年に念願のカレーショップ、欧風カレー「ガーネッシュ」をオープン。今は、出前のカレーで京都府警察の後輩たちを元気づけている。夢はキッチンカーを作って宮城県石巻にカレーを届けること。カレーで笑顔を生みだす第二の人生を謳歌している。