ボタン専門店「エクラン」の店主。50年ほどかけてヨーロッパ各国を中心に収集したボタンを販売している。色・形・材質もさまざまで、数は100万個以上にのぼる。高校卒業後10代から洋裁材料販売店で働きはじめ、ミシン糸や生地、裏地、ボタンなど販売していた。戦後は女性が活躍する舞台が増え、かなりの需要があり忙しい日々を送っていた。20代後半からボタンの仕入れを担当し海外に買い付けにも行っていた。時は流れ60歳。「突き詰めてやらんと京都では相手にしてもらえん」という考えからボタン販売専門店として独立。独立してからも、家族で海外に買い付けに行き気に入ったボタンは購入していた。近年ではボタンの需要も変わってきて、アクセサリーとして使われることも多くなってきた。皆さんにおしゃれになってもらって、気分良く楽しい人生を送ってもらえたらと考える。