京町家・古民家の再生や、古家の改修を行う(株)アラキ工務店の現場監督。20歳の時。鉄鋼メーカーの営業事務として勤務するも、社内の建築士に強い憧れを抱き27歳の時に「2級建築士」の資格を取得。しかし業務内容は変わらず悶々もした日々を過ごす。34歳で建築士になろうと、思い切って海外の大学へ留学することを決意。イギリスのバース大学(工学部建築学科)へ進学。図面作成や企画案など設計について考えることが楽しく、充実した日々を送る。卒業後は日本に帰国し結婚。48歳。実家の古民家を改修することをきっかけに「京町家作事組」という町屋改修を仕事にする団体に興味を持つ。52歳で(株)アラキ工務店に就職。京町屋の良さを生かしつつ、新しい技術を加えていけるような建築を行っていきたいと考えている。