2019年にオープンして丸4年のスリランカ料理店「クルンドゥ」の店主。学生時代に住んでいた経験を活かしスリランカの家庭の味を提供する。クルンドゥで提供しているのはワンプレートに野菜がふんだんに盛り込まれたスリランカカレー。出身は京都。親の仕事の関係で高校からスリランカへ移住、当初は半年だけの予定だった。しかし親は日本に帰ることになるが自身はスリランカでの生活を気に入り、残りの高校生活を一人で過ごすことを決意する。仏教国で日本と近しい部分が多くあることから住みやすかった。大学卒業後は飲食業を学ぶために東京で飲食店にコンサルティングを行う会社に就職。チェーン店や個人経営、形態に合わせた経営のアドバイスを行う。しかし基本的にはお金儲けのことがどんなことにおいても第一優先、人の思いは二の次。もっと人の気持ちに寄り添った仕事がしたいと考え退社。その後は後に「クルンドゥ」を開店する場所でゲストハウスの運営を始める。きっかけはスリランカでの人の温かい空間に憧れを持ったこと、そんな空間を自身も手掛けたいと思った。ある日、大阪で、スリランカカレー屋に入りカレーを食べたことをきっかけに、自身でスリランカ料理の店をオープンすることを決意する。ゲストハウスの運営の合間をぬって、カレーの試作を繰り返した。2019年5月、ゲストハウスを閉業。同年の11月に「クルンドゥ」をオープンした。スリランカ料理は日本にはほぼ進出していない。自身のスリランカ料理がきっかけでスリランカを広める先駆けになりたいと考える。