「目が見えない人も楽しめるマジック」を披露する盲学校の数学講師。高校2年生からマジックに取り組み始め、大学2回生時は、国内の有力マジック大会で3位入賞。大会のゲストショーで聴覚に障碍を抱えるマジシャンが、音楽に合わせ杖が宙に舞うというマジックを披露し、自在に表現している姿に衝撃を受ける。その事がきっかけで、「目が見えない障碍者も楽しむ事ができないのか?」と考えるようになり、盲学校の非常勤講師になる。点字や、触覚などを利用した手品レパートリーを独学で開発し、2023年12月にはエッセイ本を出版。全国のマジシャンに向けて啓発していきたいと考える。