劇作家・演出家として、数々の演劇作品を手掛けている。舞台を始めたのは高校2年生。「表現」でお客とコミュニケーションを交わし、その一体感で作品が完成するという雰囲気が楽しかった。大学進学後も演劇サークルへ。当時は劇団の数も多く刺激に溢れていたため、どんどん演劇の世界にのめり込んでいった。卒業後は広告会社へ就職、コピーライターとして活動を始める。しかし仕事をしていても、宣伝用のコピーを書くなら台本を書きたい!という気持ちが強くなり半年で退職。高校時代の先輩に声をかけ、劇団「WANDERING PARTY」を立ち上げた。演者を経て、演出家になりさまざまな舞台を経験。しかし、順調に活動を続ける一方、劇団・劇場の数が少なくなっていってる現実を痛感。そんな時、劇団がお世話になっていた、劇場「アトリエ劇研」が閉館することが決まった。閉館を避けるべく、「アトリエ劇研」のディレクターに就任、奮闘するも2017年閉館。このまま京都から舞台芸術の文化が衰退していく事はあまりにも寂しいと考え京都に新劇場を立ち上げることを決意。クラウドファンディングの支援もあり、2019年6月に「THEATRE E9 KYOTO」がオープン。地域の人々に認知してもらい、地域の文化として定着し100年続く劇場になればと考えている。