京都府長岡京で工房を構える「京都ぬりかべ屋三谷左官店」の代表。立体の土壁や、様々な産地の土を用いた多色の土壁など、自然素材にこだわった型破りな作品を生み出している。小学3年生の時、実家の向かいで新しい家を建設している所を目撃し、好奇心から見学をさせてもらう事に。土壁を塗る左官職人がかっこよく見え、将来は「左官職人」になると決めていた。15歳で親戚が営む左官工房に就職。18歳で京都イチ厳しいとされる工房へ転職。社寺仏閣から近代的な企業の現場で約20年勤め、38歳で独立。息子の夏休みの宿題で綺麗な泥団子をつくった事をきっかけに、泥団子のワークショップを開催。今年には阪急長岡京駅に「シルト」というワークショップカフェをオープン予定で、左官を通じて新たな可能性を探っている。