京都を中心に展開している書店「ふたば書房」の3代目でありながら絵本カフェMébaé(めばえ)の店長を務める。小さい頃から本に囲まれた生活を送るが、あくまでも本は商品、読むのはもちろん、触れることすら許されず、本のことが嫌いになる。京都ではどこへ行っても「ふたば書房の3代目」と見られた。それが嫌だったため高校卒業後は北海道札幌の大学に進学。落語研究会に入り、勉強のため落語の入門書を読む。そのことをきっかけに、本の魅力に気付き、家業を継ぐ決意をする。働く中でただ本を売るだけの毎日に疑問を感じていた。本来、販売する全ての本の内容を把握することは不可能だが、絵本ならそれが可能だと思い、絵本に特化したプロを志す。40代半ばに、絵本に特化した資格「絵本専門士」が誕生、すぐに取得し、その後絵本カフェMébaé(めばえ)オープン、お客さんの声を聞いて寄り添い、おススメの絵本を紹介している。