山科に本社を置く、老舗バイク用品メーカー「DEGNER」の会長。「革は直して使うもの」をポリシーに主に革製品の製造・販売、修理を行っている。もともとは、電子部品の製造メーカーで働いていたが、趣味のバイクレースをきっかけに29歳で脱サラ。レーシングスーツのオーダーと修理を掲げ小さな店を立ち上げた。レーシングスーツは消耗品、試合のたびに破れるが、そのままでは次のレースに出られない。レーサーの「駆け込み寺になろう!」と1週間で修理をするサービスを開始。だんだんと仕事が増えていった。もともとはレース専門のバイク乗りだったが、自らもハーレーを購入したことをきっかけに、ツーリングライダーのための革ジャンや、バイクに付けるサイドバッグやブーツ、グローブなど幅広い商品を展開していく。愛着をもって長く使ってもらうほうが嬉しいと、ほとんどの製品が修理可能。創業当時からの思いを大切にバイク乗りのための製品を作り続けている。