琵琶湖の魚を使ってラオス料理を提供する「小松亭タマサート」の店主。定まった店舗を構えないポップアップレストランやマルシェ出店の形で営業している。京都市出身で、小さい頃から淡水魚に興味を持ち、京都の川や琵琶湖で魚を釣るのが好きだった。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科に進学し、海のないラオスで淡水魚の流通を通して魚と人がどう関わっているかを研究する。そのことで、衰退傾向にある日本の淡水魚の食文化を取り戻したいと考えるようになった。そのためには、淡水魚の料理を食べてもらい、その美味しさに気づいてもらうのが早いのでは?と「小松亭タマサート」を立ち上げる。マルシェやポップアップレストランとして出店し、主に琵琶湖の淡水魚をラオス料理にして提供するようになった。淡水魚は食わず嫌いの人が多い。自分の料理で淡水魚のイメージを払拭したいと考えている。