沖縄出身のヴァイオリニスト。子供の頃は祖母のもとで、よくヴァイオリンを弾いており、「沖縄の音楽とヴァイオリンって合うんだね」という祖母の言葉がきっかけで沖縄の民謡をヴァイオリンで奏でる、"琉球ヴァイオリン"というジャンルを突き詰めていくことに。大城さんの転機は35歳の時、電気ヴァイオリン「ヴァイパー」を使って演奏するようになったこと。ヴァイパーとはアメリカのヘヴィメタルヴァイオリニスト、マーク・ウッドが開発、商品化した楽器。ヴァイパーが自分の音楽の可能性を広げたという。さらに自らの演奏をその場で録音し、ループを使った多重演奏をするようになって今の形に行きつく。2020年、ヴァイパーの生みの親マーク・ウッドの目の前で琉球の民謡を演奏する機会があり、独自のスタイルが素晴らしいと称賛された。今後は琉球ヴァイオリンというジャンルをもっと多くの人に知ってもらい、演奏してもらいたいと語る。