貼り箱製造会社、トダコーポレーションの代表。厚紙でつくった箱を、デザイン性の高い化粧紙などで包んで作る「貼り箱」。商品のパッケージに使われる。大学卒業後は、呉服店に就職。2年ほど群馬県で販売員として働いていたが、会社が倒産。すぐに父親からダンボールにぎっしり入った関東圏の営業リストが届く。頑張って営業するも、家業のことをほとんど知らなかったので全く売れず、京都へ帰る。まずは挨拶回りをと、得意先を廻ると、会社に対する不満をたくさん聞くことに。それを毎日毎日、父親に伝えていたら、ある日「ほな、お前がやれ!」とキレた。この事がきっかけとなって29歳の時に代表に就任。イタリア製の貼り箱製造機を日本で始めて導入するなど、貼り箱の可能性を広げ、様々なニーズに対応していく。技術が高いのは当たり前。お客さんの思いをいかに汲み取るかが勝負。そのためにはお客さんにも、社員にもモテる会社を目指したいと語る。