京阪清水五条から徒歩10分にあるベーカリー店「Nitta Bakery」を3姉妹で営んでいる。3姉妹、一通りの作業は出来るが、里奈さんは生地作成を担当している。1993年10月から父親が「ニッタベーカリー」をオープン。父親は職人肌でパンづくりは基本1人。休みは平日1日のみだった。大学1回生の時に父親が過労で倒れる。大学では特に目標もなく過ごしていた後ろめたさから中退し、店を手伝うべく製菓・製パンの専門学校に1年通う。一乗寺のベーカリー店で1年働いたのち、東京のベーカリー店「ル・プチメック」へ。本格的すぎる職人たちに翻弄され心が挫けそうになる。入社して3か月、父親が他界。葬儀を済ませニッタベーカリーに寄った時、お店の活気、パンの匂いがない事に寂しさを感じた。その時、三姉妹で父親のパン屋を再オープンさせようと決意。東京のベーカリー店で仕込みを本格的に学ぶ。2年半勤めたのち、京都のベーカリー店で3年勤務。2018年9月ニッタベーカリーを再オープン。5年ぶりの再オープンとあって元常連さんも駆けつけ、応援の声に泣きそうになった。現在は、働き方を変え、金・土・日は休みを取るようにしている。プライベートも仕事も充実して幸せな人生を歩んでいきたいと考える。