昭和24年創業の梅村養鯉場の3代目。錦鯉や金魚の養殖、販売のほか京都を中心にお寺や神社などの錦鯉の管理や世話も行っている。28歳の時、祖父が脳梗塞で倒れたことをきっかけに家業をつぐことに。ねねの道にある甘味処「洛匠」にある日本庭園の錦鯉の世話も祖父から引き継ぎ大切に管理している。梅村さんは「京都検定2級」「神社検定3級」「温泉入浴指導員」「日本職業スキー教師協会会員」など、たくさんの資格を持っている。一見、関連性がないように見えるが、これらの資格はすべて錦鯉の仕事につながっているという。近年、海外で錦鯉が高値で取引される錦鯉ブームが起きたが、梅村さんは国内に目を向け、昔から付き合いのある日本の愛好家を大切にしてきた。今でも庭に座って、きれいな錦鯉を眺めていると癒やされる。日本の宝、錦鯉の魅力を改めて知ってほしいと考えている。