左京区の住宅街にある珈琲焙煎所「タビノネ(旅の音)」の代表。大学在学中にカフェ「さらさ西陣」でバイトしたことからコーヒーの生産地に興味を持ち始める。タイのコーヒー農園を訪ねた時に見た生のコーヒーチェリーの赤い実に感動するが、現地のコーヒー豆が安い値段で取引されているために、貧困から抜け出せない農家が多くいることを知る。その状況を改善するために、現地から自分が豆を輸入し、ブランド化することでコーヒー豆の価値を上げる事はできないかと考えて、焙煎の勉強をはじる。2017年、25歳の時に珈琲焙煎所「タビノネ」オープンさせた。より多くの豆を現地の農家から輸入できるようにと、タバコ屋をコンセプトにした小さなコーヒーショップチェーン「MAMEBACO」を全国展開。2022年には障がいのある人の働く場所を作ろうと就労支援事業所「たびのね」を立ち上げた。ビジネスを軸に様々な社会課題を解決できたらと考えている。