京都を拠点に、ステンドグラスの技法を用いて平面から立体作品まで幅広く制作。花器やオブジェ、アクセサリーなど日常を彩るアイテムの提案を行っている。2021年アトリエショップ「Scape ガラスと植物」オープン。2003年。京都精華大学デザイン学部に入学。プロダクトデザインに興味を持ち、暮らしの中で使う日用品を制作していた。2007年。卒業後は京都精華大学の学外アートスペース「shin-bi」で働きはじめ、アート・デザイングッズなどの販売やイベントなどの企画・プロデュースを行っていた。当時「自分も何かつくりたい」という欲はなく作家を応援する立場として働いていた。2010年。「shino-bi」が閉館。次はどういった仕事をしようと考えていた時、「やっぱり自分も何かを作りたい」と制作意欲が生まれる。陶芸や吹きガラスなど工芸系の体験講座に行く中で、ステンドグラス制作を体験したとき、自分の中でしっくりきて教室に通い始める。他の仕事をしながら趣味でステンドグラスの勉強をしていたが、2012年から独学で制作を始める。2014年に友人夫婦のギャラリーを借りて初個展を開催。人との輪が広がった事ももちろん。その中で新しいアイデアが生まれ、それが新たな創作意欲につながる良い連鎖が生まれ、作家として活動する自信に繋がっていった。その後も個展やイベントなど順調に作家活動を続けていたが、2019年。コロナウイルスの蔓延で活動は自粛。制作する意味みたいな所まで考えると、もやもやする事も多かった。何か行動を起こさないといけないと考えていた時、声をかけてくれたのが、初めて個展をしたギャラリーオーナーの友人夫婦。「ここを借りてアートショップをやってみたら?」と提案をうけ思い切って挑戦。まだ始めて2年目で色々と模索中ではあるが、コロナで切れてしまった交流の輪。そして、個展でステンドグラスに興味を持ってもらう事が多かったので、ワークショップなども行っていきたいと考えている。