子どもを専門に障害者の身体をサポートする補装具店「ゆめ工房」を営む。義肢装具士を知ったのは22歳ごろ、両親から教えてもらった事がきっかけ。義肢装具士養成校に入学し、在学中に京都の義肢装具会社を見学。その時、その道50年以上のプロフェッショナル。のちの師匠となる義肢装具士と出会い「この人のもとで働きたい」と卒業後、その義肢装具士が勤める義肢装具会社へ入社。働き始めてからは、ひたすら義肢装具の製作をしては師匠に完成品を見せる日々。師匠はとても職人肌で、自分が作ったものは1mm、2mm単位で指導され、もっとユーザーの事を考えて丁寧な仕事をしなさいと言われていた。5年ほど勤めた頃、師匠が担当する方を少しずつ受け持つ事が増えてきた。しかし、お客からは不満の言葉ばかりだった。そこで技術力だけではなく、その人の生活背景も考えて製作することが大切であると気が付く。2018年に独立。近年は「障害のある子ども達に何かできる事は無いだろうかと?」と考え、ダウン症のある家族の交流会の運営などさまざまなイベントを開催。さらに、北野商店街をフィールドにインクルーシブの目線から商店街を活性化、誰もが幸せに暮らせる地域社会づくり事業も計画している。