家庭犬のしつけ、警察犬の訓練を行う「京洛警察犬訓練所」の2代目。中学校のころからボーリングが好きで、高校生の時には競技ボーラーとして活躍。全国大会で3位になる腕前の持ち主だった。プロボーラーを目指したが行く末を考えて断念。22歳の時に家業に入る。やりがいを感じるようになったのは、警察犬の競技会に出たこと。初参加した時は結果が振るわなかったが、そこから競技会の訓練にのめり込み、初参加から4年目にして日本一に輝いた。実は10年ほど前に施設が火災にあい、一度は別の仕事をすることも考えたが、やはり自分には犬一筋でやってきたこの仕事しかないと、再起をかけた。仕事のモットーは「犬の幸せを願うこと」。犬をしつけることで、人も犬もお互いに幸せに過ごせるような社会をつくりたいと願っている。