京都市内にある包丁店「食道具 竹上」のオーナー。庖丁コーディネーターとして包丁の製造・修理はもちろん、包丁文化を伝えるために講座やイベントも開催している。オーストラリアの日本食レストランで働いていた時、外国人が日本食を嬉しそうに食べている様子を見た経験から、日本食に携わる仕事をしたいと考えるようになる。「素材を活かす」のが日本食。食材に必ず触れる包丁に注目。京都の老舗包丁店の門をたたき、修行の道へ。食材や調理法に合わせて多種多様な刃物を使い分けるなど、日本の包丁文化の奥深さを多くの人に知ってもらいたいと独立。庖丁コーディネーターという肩書きで、料理する全ての人と道具との「繋ぎ手」として活動を開始する。夢は「包丁の切れ味で食生活を豊かにすること」。切れる包丁で調理すると、食材の食感や味の感じ方も変わる。毎日使う包丁を少し良いものにすることで心を豊かにできれば嬉しいと語る。