神宮丸太町の近くに店をかまえる「そ/s/kawahigashi」の店主。父親は「草喰なかひがし」の中東久雄さん。学校の教師だった母親に、2歳の時に卵が割れるように、小学校に入ったらイカをさばけるようになど、幼い頃から料理を学んだ。中学、高校とバスフィッシングの世界にハマり、高校卒業後プロを目指して本場アメリカへ渡る。アメリカ各地の釣り大会に出場するため、車で寝泊まりしながらのキャンプ生活。現地の食材を使って日本食を作り、釣り仲間に振る舞うと美味しいと喜んでくれた。その経験からアメリカの人に和食の魅力を伝える仕事をしたいと思うように。2009年にニューヨークでオープンした精進料理レストラン「嘉日(かじつ)」のスタッフとして働くようになる。働く中で、料理人というよりも和食の魅力を伝えることにやりがいを感じるようになり独立。飲食全般をプロデュースするカリナリーディレクターとしてアメリカで企業。2019年には自分の店「そ/s/kawahigashi」をオープンさせる。今は古くから都を支えてきた鯖街道の魅力を食育を通して次世代に伝承する「鯖街道の日プロジェクト」のプロデューサーとしても活躍している。