タコ焼き専門店「タコとケンタロー」店主。タコ焼きの種類は33種類とバラエティー豊富で、近所の学生からお年寄りまで、様々な人々がたこ焼きを求めてやってくる。滋賀県彦根市出身。2人兄弟の次男で小学校時代から、親に口酸っぱく「いい大学に入って、いい会社に入りなさい」と言われていた。その言葉があまり好きでなかったため、サラリーマンにはなりたくないなと漠然と考えていた。中学時代、熱中していたのは、「RCサクセション」ロックな生き方「自由な生き方」に憧れていた。大学は滋賀大学に進学するも、やりたい事は特になかったので社会教育団体の学生ボランティアに参加していた。このころ兄は、就職活動を終え無事就職。一方自分は就職活動もせずのらりくらりとやっていたので、兄と比較されているのではないか?とどこかで被害妄想が大きくなっていた。そんな時、助けになったのは子どもたちの存在。楽しいことは両手をあげて喜び、悲しい時も全力。そんな姿に、「子どもたちはロック」だなと思い、自分もこの気持ちはなくさないで生きていこうと前を向くことが出来た。大学卒業後は、本屋やパン屋、配送業者などに勤めながら貯蓄を始める。40歳でついにお金がたまり退職。42歳で現店をオープン。しかし2020年コロナで業績が悪化し9月にお店を閉店することに。10年の節目にとうとう閉店するんだと、悲しい気持ちになり閉店の事をSNSで知らせるとたくさんの反響が。その言葉が原動力となり再び奮起。何とか自力でお店を持ち直すすべを見つけ、2021年3月28日に再出発を果たすことが出来た。現在はテイクアウト専門店も開業し2店舗運営している。