店頭になぜかキノコグッズがたくさん置いてある一乗寺のドイツ菓子専門店「フラウピルツ」のオーナー。子供の頃からお菓子が好きで「お腹いっぱいお菓子を食べたい!」という衝動から小学生の頃にお菓子作りを始める。短大で栄養学を学んだあと、製菓の専門学校へ。華やかで"女子力が高い"フランス菓子よりは、派手さはないが素朴で親しみやすいドイツ菓子が自分の性に合うと、当時京都にあったドイツ菓子専門店に就職。お客さんにお菓子について「本場のドイツではどうなの?」とよく聞かれたが、ドイツに行ったことがなく、答えられないのがジレンマだった。そこで、30歳の時に職人養成プログラムの留学制度を使って単身ドイツへ。ドイツの南西部、ザールラント州の菓子店で修行しながらドイツの菓子職人のライセンスを取得して帰国。2010年に自宅のリビングを改装して「フラウピルツ」をオープン。自分が作るドイツ菓子が地元の人達に愛される「思い出の味」になれば嬉しいと考えている。