清水焼の工房「NIEI(旧めおと屋)」の代表。伝統工芸士「丹影(にえい)」として作家活動を行い、伝統的工芸品産業功労者等近畿経済産業局長表彰なども受賞している。子どもの頃から手を動かしてものを作ることが好きで、小学生時代には編み物に熱中。京都光華女子短期大学の生活デザイン学科(当時)を卒業後、印刷会社に就職し、パソコンを使って画像加工する仕事をしていた。しかし、やっぱり自分の手を使ってものづくりをしたい!と会社を退職し、23歳の時に京都府立陶工高等技術専門校に入学し絵付けを学ぶ。卒業後は、清水焼の窯元に絵付師として就職。3年間働いた後、結婚をきっかけに退職。その後子供も授かり、育児に専念するが、「ものづくり」ができていないことに、いても立ってもいられなくなり、同級生と一緒に「めおと屋」という工房兼店舗を立ち上げる。テーマはカジュアルな清水焼。フラダンスやボクシングなどをする鳥獣戯画をパロディした作品が人気を呼ぶ。2021年からは「NIEI」という高級志向の新ブランドも展開し、絵付師として、さらなる高みを目指している。