京都産のこだわり野菜を使った乾燥野菜を販売するブランド「OYAOYA」のプロデューサー。乾燥野菜を軸に食品ロスの削減に取り組んでいる。祖母が、家庭菜園を作っていたので、子供の頃から肉や魚より、野菜が好きな少年だった。大学は立命館の文学部、地理学専攻へ、農業をからめた地域の活性化について学ぶ。大学時代に、祖母が糖尿病になり食事制限をしているのを目の当たりにして、食の大切さを考えるようになった。乾燥野菜に行き着いたのはコロナ禍で大学が休校した時に福知山に移住したことがきっかけ。知り合いの農家から規格外の野菜をたくさんもらったが、捨てられる野菜がこんなに多いのかと驚いた。その経験から、長く日持ちのする乾燥野菜を使えば、フードロスの問題を解決できるのではと考えた。京丹後の「エチエ農産」という農業法人と提携して商品を開発。「OYAOYA」を立ち上げ2021年の3月に販売開始した。農家と消費者、販売者すべてがWin-Winの関係を維持しながら事業を続けていきたいと考えている。