久御山町にある称名寺の副住職。僧侶という肩書きを持ちながら、ライターや編集者、イベント運営など様々な仕事をこなすクリエイター。フリーマガジン「フリースタイルな僧侶たち」の編集長も務める。 2人兄弟の次男。兄は継がないと早くに明言したため、なんとなく自分が寺を継ぐもんだと考えていた。大学院2年生の時に仏教の修行を終えるが、本当に僧侶の道に一生をかけて良いのかと自問自答。その頃に「フリースタイルな僧侶たち」に掲載されていた自由に生きるお坊さんたちの記事を見て「お坊さんでもフリースタイルでいいんだ!」と目からウロコ。 「僧侶にも面白いことはできる!」と挑戦したのが寺主制作映画(じしゅせいさくえいが)」「Dope寺」。主人公を自らが演じ、家族と檀家総出の出演で映画を作り上げた。寺で行った上映会には100人を超える人が集まりメディアにも大きく取り上げられたが、終わった後に一体これは何の意味があったのかと、またもや自問自答。「もう一度、社会の中で修行をするべきだ!」とはじめたのが、家を出てSNSで声をかけてくれた人の家に転がり込み、人から助けられる生活の中で真剣に語り合う修行。題して「出家のち家出」。半年間かけて、様々な人の家を転々としながら様ざなことを語り合った。今は、小学生の卒業文集に書いた「立派で面白いお坊さん」を目指しフリースタイルな僧侶として、様々なことに挑戦していきたいと考えている。