伏見にある老舗昆布店「おこぶ北淸」の四代目。2人兄弟の長男。子供の頃から父や祖父から「お前が継ぐんや」と言われていたが、高校卒業後はデザインの専門学校へ進み、そのまま大阪のデザイン会社に就職。28歳の時に結婚を機に実家に戻る。しかし、昆布屋の地味な仕事が合わず、33歳の時に河原町で古着屋を始める。父親には勘当され、家業は弟が継ぐことに。47歳の時に弟が病気で入院、その3ヶ月後に父親が亡くなってしまい、家業を継ぐ事を決意。2019年に実家を改装して、出汁と昆布と日本酒の店「おこぶ北淸」をオープン。昆布とダシの文化を多くの人に伝えようとしている。