創業200年以上続く老舗和菓子店「亀屋良長」の8代目女将。和菓子の固定概念にとらわれないユニークな商品を生み出している。24歳の時に嫁いだある日、お店を手伝っていると会計士に呼ばれ、お店が借金している事を伝えられる。このままではお店の経営は難しいと初めて現状を知りショックを受ける。赤字の理由を考えた時、現代の若い人は和菓子の文化がない、知ってもらうことがまず必要だと若者向けの商品を開発することに。「懐中しるこ」という夏に食べる汁物に、おみくじ要素を入れ遊び心のある冬用商品を企画し販売。売り上げも好調でそこから季節ごとに商品を発表。2018年には「スライスようかん」を販売し爆発的にヒットした。2018年にお店の部活で「かめや和菓子部」を創立。自らの経験から若いうちにチャレンジできる環境づくりを整えた。