烏丸御池駅から歩いて約10分の所にある「喫茶マドラグ」のオーナー
27歳ごろからカフェで働きはじめ、複数店舗を任される支配人として働いていた。しかし、仕事をする中で、「カフェ」が多様化しすぎて、お茶をする、人と話をする、という「喫茶の本質」のようなものが曖昧になっていると感じ始める。そのころから、スタッフと衝突することが増え退職。時を同じくして妻が喫茶店をしようとしていた。一緒に働き始める。開店から1年半後ほど経った時、京都のフリーペーパーの企画で「閉店した喫茶店、洋食店コロナの名物だった玉子サンドイッチを受け継いで欲しい」と話しがあり承諾。洋食コロナのマスターに作り方を教えてもらい完璧に再現。しかし、コロナの常連からは「味が全然違う」「もっと柔らかかった」など不評。技術は完璧に真似しているのに何が?と考えた時に、「思い出・印象」が重要だと考えた。お客は昔の味、思い出が大きくなっているんだと思い、玉子サンドの特徴である柔らかくボリューミー、しっとりさを追求。改良に改良を重ね次第に常連客にも認めてもらった。京都喫茶文化遺産チームという、喫茶店好きが集まり喫茶文化を残そうとする活動をはじめ、若い世代にバトンタッチし繋げていく活動している。