京友禅の老舗「岡重」のグループ会社「MAJIKAO」の代表。かつて旦那衆が羽織の裏に施した「羽裏柄」をもとに現代のライフスタイルに合うプロダクトを作っている。「羽裏」は"見えない所にこそ趣向を凝らし贅を尽くすことが「粋」"という文化から生まれた。もともと自転車が好きだった岡島さんは、自転車の大手部品メーカーに入社。3年間働いたあとに家業の道へ入るが、知らないことばかり。父親からは「自分で考えて好きなことをやれ」と言われた。そこで、家に残る羽裏柄を自転車のアイテムに落とし込みキャップとハンドルバーのテープを開発。独自のブランドとして「MAJIKAO」を立ち上げる。2022年の4月には羽裏の生地をスニーカーに施した「TABIRA」を開発。岡重が残してきた「羽裏」の魅力を多くの人に知ってもらおうと励んでいる。