プランニング、リサーチ、クリエイティブに特化したNue incの代表取締役。今回訪れたのは、松倉さんが仕掛け人としてプランニングした共創自治区CONCONという場所。町家とコンテナを組み合わせた空間で、コンテナには事業所やお店などが並ぶ。北海道出身の松倉さんは、立命館大学に進学し、京都へ。大学時代はフリーペーパーを作り、国内外のアーティスト、クリエイターへ取材を行う。バンドマンとしても活動していた。大学卒業後はプランナーとして東京の会社へ就職。しかし、2年ほどで京都に帰ってくる。京都は町に余白があり、プランニングするのが楽しそうだった。はじめはWEBや広告などのプロデュースをしていたが、HOTEL ANTEROOM KYOTOのプロデュースをキッカケに、実体のあるもののプロデュースを手掛けるように。以降、OKAZAKI LOOPSをはじめ、数々の「京都」をプロデュースするようになる。知り合いから面白いことをしたいと、CONCONの場所を案内される。「ここにコンテナを置きたい」と言われたことからCONCONをプロデュースすることに。スイミーの絵本を参考に、小さなものが集まって大きなものになる空間を作りたかった。今後は、不動産ではなく、「動産」。サーカスのような、発信する場所が移動していくプロジェクトをしたいと考えている。