亀岡氏にある吉忠マネキン株式会社のアトリエで、マネキンメイク・ヘアデザインの業務を行っている。メイクは塗装用スプレーを使用。細かい陰影など立体感を出すように色付けし、眼や、口紅など細かい部分は筆でアクリルガッシュ(絵具)を使用する。特に大切な行程は「眼」ハイライト(光の反射)を白色で描くと一気に生命が宿る。大学卒業後、吉忠マネキンに入社。そこではじめてマネキンメイクの世界を知る。入社して5年がたった頃、先輩が全員退職。1人に。仕事を一手に引き受けるの事は大変だったが充実した日々を送る。入社して13年。人員も増え3人体制で工房業務を行ってた時期。この頃マネキンの多様化でメイクマネキンの需要が減り続け退職することに。そこから6年間は、育児や趣味の裁縫など主婦として活動していたが、41歳の時に会社から「人がいなくなってしまってどうしても手伝ってほしいと」連絡が。再就職した。今後は後輩の指導を行いながら、マネキンメイクの仕事を継承していきたいと考えている。