叡山電車一乗寺駅の程近く"一乗寺アパートメント"の店主"シェア型書店"という四角く区切られた本棚の一画を貸出し、好きな本を並べて販売してもらうシステムで書店を運営している。学生時代から本が好き。時間があれば本屋に通っていた。一浪して京都大学法学部に進学。ボランティアで、NPO・NGOで国際協力活動を行っていた。その活動から記者に興味を持ち、卒業後は"共同通信"に就職。警察取材を経てIT経済を取り扱い30年ほど勤める。働いている間も心のよりどころは本。時間があれば書店に通っていた。56歳。記者としての仕事は一通りやりきったと、店を持ちたいと考えるようになる。"シェア型書店"に出会い、自分も棚借りして本を並べると、他の棚主とも交流が生まれ、様々なジャンルの本に触れる機会が増えた。58歳退職。東京では勝負できないと、学生時代馴染みあった京都に引っ越し、一乗寺アパートメントをオープン。2024年7月7日にオープンし年内中に貸し棚が埋まればと考えていたが、思いのほか反響が大きく、1か月半ですべて埋まった。現在、"一乗寺ブックマップ"という一乗寺にある約10店舗の書店をまとめた地図を企画して進めている。本屋は昔に比べてどんどん少なくなり寂しい気持ちがある。まず第1歩として、一乗寺を本の街として認知してもらえたらと考える。