京都市南区にある1903年創業の出汁専門店「おだしのうね乃」の4代目。物心がついた時から家業の手伝いをしていた。高校生の時には、当時松原通にあった店舗の店長として働いたことも。大学卒業後、2年の修行の後に24才で家業へ入る。1995年「Windows 95」の発売をきっかけに、ネットを通じた広告に可能性を感じるように。当時、親の反対を押し切り大金をかけて2ページのみのHPを作成。出汁の魅力をブランディングして伝えるようになった。もっと出汁の良さを多くの人に知ってほしいと、2016年、本店に出汁のテイスティングができる「ODAIDOKO(おだいどこ)」を作り お客さんに直接試飲してもらうことで、自分の好みを知ってもらうようにした。子どもに向けての食育など、出汁と家庭を結び付けるワークショップも開き、様々な角度から出汁の魅力を発信している。