多い時は300種類の地ビールを販売する山岡酒店の3代目。ファンの間で「地ビールの聖地」と呼ばれている。京都大学の農学部を卒業した後、24歳で家業に入る。農学部のときに知り合った農家の野菜を販売したり、特徴のある地酒やワインを取り寄せたり様々な工夫をしながら店を切り盛りしていた。2002年に岐阜県で当時作っていた「博石館ビール」という地ビールを店に置いたことをきかっけに、多様性のある地ビールの魅力に気づく。そこから、各地から地ビールを取り寄せてお店に置くようになっていった。2010年には自ら実行委員会を立ち上げて新風館で「地ビール祭り 京都」を開催。2011年から2018年は三条会商店街で同祭を開催した。800mの商店街に多い時で37店舗が地ビールを販売、5万杯を販売する大きなイベントに育った。地ビールをきっかけに様々な醸造所やお客さんと縁がつながっていったが、その中で出会ったのが妻の揚子さん。今は夫婦で、地ビールの良さを伝えながら販売している。