明治42年創業の漆店「堤淺吉漆店」の4代目。漆の樹液を仕入れて塗料に精製し漆芸家や職人へ届ける仕事をする。漆の需要が年々減少していることを危惧し、堤さんが取り組んだのが漆のサーフボード。オーストラリアのサーフボード職人「トム・ウェグナー」に協力を仰ぎ作り上げた。さらに漆の魅力を伝えようと始めたのが、京北地域で行っている漆の植樹体験。木を育て、自然の恵みをいただいて、ものをつくるというサイクルを感じてほしいと始めた。そして2024年4月。本店に「Und.」をオープン。漆を中心に様々な企画を実施し、自然と人々の暮らしをつなぐスペースを目指している。