高齢者福祉施設や学校、病院などを訪ねてドッグセラピーを行うNPO法人「アンビシャス」に所属。愛犬の「りえる」「バジル」とともに活動している。ドッグセラピーとは、犬に触れたり遊んだりすることで癒やしや安心感を与え、意欲の向上などを期待する活動。始めたきっかけは、しつけのトレーニングを教わった人の紹介。どんな人でも笑顔にしてしまう犬のパワーに驚きながら、のめり込んでいった。高齢者福祉施設では、認知症の方も、犬と触れあうと、昔のことを鮮明に思い出すことも。宇治市にある「京都医療少年院」にも毎年通っている。はじめは、身構えて訪れたが、ドッグセラピーを始めると、犬を名前で呼んで可愛がったり、「どうすればおすわりするの?」と訪ねてきたり。少年たちと徐々にコミュニケーションが取れるように。施設の教官も、少年たちがこんなに素直に話したり、笑ったりするのは見たことがないとびっくりしていた。犬を通じて誰かの力になれるのが嬉しいとドッグセラピー活動を続けている。