京都市中京区にある1830年創業の「綿善旅館」の長女として生まれる。立命館大学卒業後、メガバンクへ就職。結婚と退職を機に綿善旅館に入り2015年に若おかみに就任する。最大の試練が2020年からのコロナショック。一時売り上げが99%減まで落ち込んだ。こんな状況だからこそ、地域住民に元気になってほしいと、緊急事態宣言中に休校によって行く場所がなくなった子供たちのために旅館を開放して楽しんでもらう「旅館で寺子屋計画」や、伝統産業の職人を呼んで、様々な体験を楽しんでもらう「旅館で夏祭り」など、コロナ禍に旅館だからこそできる様々な取り組みを企画した。今は若おかみとして、パンダのきぐるみを着てお弁当を販売したり、動画配信やライブ配信をしたり、世間の女将という型にはまらず、とにかくみんなをハッピーにしたいと頑張っている。