8月25日のレッツラン~♪
ゲスト:早狩実紀さん(3000m障害 北京オリンピック日本代表 35歳で9分33秒93の日本記録保持者)
わか:今ベースはアメリカですか?
早狩さん:アメリカのアルバカーキで標高1,800mのところです。
わか:では日本の夏は、たまらないでしょう?(笑)
早狩さん:蒸し暑さが耐えられないですね~~。
わか:日本ではどのようにすごしてらっしゃるんですか?
早狩さん:今競技はオフシーズンなのでのんびりと。。。毎日軽くジョギングする程度です。暑いので朝ですが・・・
わか:やはり毎日走ってらっしゃるんですね。
早狩さん:体動かした方がすっきりするので・・・。
わか:さて・・・6月の日本選手権。2年ぶり27回目の出場お疲れ様でした。いかがでした?
早狩さん:去年でれなくて、今年、出場権を獲得して本番にでられたのでうれしかったですね。自分ができるすべてをここで出そうと思いました。
わか:スタンドで拍手が起こったと・・・。
早狩さん:最下位だった・・ということもありますが(笑)プログラムに私が最年長であることや最多出場であることなどが載ってたのでそれを見て、注目してくださってたんだと思います。
わか:いえいえ、みなさん、感動されたんだと思いますよ~~。
早狩さん:そうですかね~~。まあ、周りの選手はみんな私より、10歳20歳以上離れてる選手ばかりなので、「えっ?」と思われたんだと思います。
わか:その応援団の中に、朝原宣治さん(4×100mリレー銀メダリスト)がいらっしゃったとか・・・
早狩さん:そうなんですよ。同級生のみんなも応援に来てくれて・・。
わか:朝原さんもまたマスターズで100m走ってらっしゃいますね?早狩さんの影響ですか?
早狩さん:(笑)どうなんでしょう?私はずっと走り続けてますが、1度、引退した人もまた走りたくなったんですかね。
私はいつでも戻ってきてや~と言ってたんですが。仲間が増えてうれしいです!!
わか:それにしても、早狩さんがずっと走り続けてる「理由」は?
早狩さん:やめどきがわからなかったから・・・(笑)
わか:でも去年、日本選手権に出られなかったときに「引退」という言葉は浮かばなかったんですか?
早狩さん:しんどいな~という気持ちと、このままで終われないな~という気持ち、両方ありました。でもその時は、1年後のことは考えられなかったんですが・・・1回リセットして休んだ時に、また、もう1回頑張ろかなっという気持ちになったんですね。それで1年、過ごせて戻ってこれました。
わか:その1年はどんな練習をされたんですか?
早狩さん:やってきたことのベースはあるんですが、同じことをやってると、うまくいかないことが増えてきたんです。
疲れがとれない・・・とか、追い込みきれない・・とか。そこで、こういうときはこうするべきというのを一切取り払って、自分の身体が次の練習ができるまで休憩しようと。体を戻そう~と。疲労回復を1番に考えたんです。日本選手権という目指すところが高いので質の高い練習が必要なんです。そのためには、しっかり身体を休めないとこなせないんですね。もうできるかな~~と思ってやってしまうと、中途半端なことしかできなくて疲れがたまる一方で悪循環になるんです。すっかり休んでしっかり練習する。サイクルが長くなるけど質は落とさない!というようにしました。
わか:でも、休むのも我慢がいりますね。不安にもなりますよね。
早狩さん:そうですね。1.2日休んで3日目になると不安になってくるんですが・・・我慢ですね。その「我慢」も練習だと思って。
それから、筋力も落ちてくるので筋トレを増やしたり、坂を使ってアップダウンのところを走ったり・・しましたね。
わか:でも3000m障害のあの「水濠」って高いですよね?
早狩さん:高いですよ。ジャンプして飛び越えるよりも着地の衝撃によるダメージが大きいですね。
わか:衝撃を和らげるトレーニングなんてあるんですか?
早狩さん:衝撃を和らげるトレーニングはないので、それに耐えられる足を作ることなんです。
わか:それも筋トレですね。
早狩さん:そういうことも含めて、こうなったらよくなるんじゃないかな?と試行錯誤しながら手ごたえを感じられたらやりがいがありますね。
わか:やはり、好きなんですね!陸上が・・・それも3000m障害が・・・。
早狩さん:3000m障害で世界でやってきたので、納得いくまでやりたいですね。
わか:先日、カナダでマスターズにも出場されたとか?
早狩さん:そうなんです。40歳から83歳まで参加されてて・・・私、若い方だったんですよ。(笑)
わか:えーーーーーっ?83歳。3000m障害ですか?
早狩さん:さすがに年配の方は2000m障害なんですが、それでも5周・水濠も5回・・手でよじ登って、足をよいしょ!とまたぐ感じでどぼん!と水濠にはまってザバザバザバ・・と出てきて、また走って・・最後まで歩かず、走ってゴールされたんですよ。
1番遅い方で20分ぐらいかかってるんですが・・・すごいですよね。
わか:くぐったり、よけたりしなかったら手をついてよじ登ってもいいんですね・・・でも衝撃もあるわけですから・・・すごいですよね。
そんな方を見てたら・・まだまだ先ですが・・・やめれないですよね。(笑)
早狩さん:やめるなんていうのは・・・すいません!って感じですね。
わか:愚問ですが・・・いつまでも走り続けますか?
早狩さん:死ぬまで。お墓まで走って突っ込んでいきます!(笑)
わか:早狩さんなら、やりそうだ~~!!(笑)では最後に、市民ランナーにメッセージを!
早狩さん:若いアスリートの方からマスターズでお会いする年配の方までいろんな方にお会いしてますが、みなさん、充実して楽しそうなんです。逆にそんなみなさんから私は元気を頂いてます。走ることで幸せや歓びを見つけられる・・っていいですよね。
そんな気持ちをこれからもみなさんと分かち合えたいです。
わか:どうぞ・・・生涯現役で私たちに感動と夢を与えてくださいね!! ありがとうございました!!
8月18日のレッツラン~♪
「アスリートネイル」ってご存知ですか?
「アスリート」にとって「爪」は一つでも状態が悪ければパフォーマンスに影響するとっても重要な役割をしているんです。
一般市民ランナーにとっても黒爪になった経験がある人も多いと思います。
たかが爪1本・・・だけど、その1本の爪がはがれそうになってそこからばい菌が入って激痛が走り、しばらく走れなくなった経験・・・私、あります。^^;今も黒爪のまま・・・です。><
そんなスポーツをする人のために誕生した「アスリートネイル」について・・・いろいろお聞きしました。
ネイルトレーナーの西村静香さん(一般社団法人アスリートネイル協会 正会員)*甲子園口でネイルサロン「Welina」経営
わか:アスリートネイルとは?
西村さん:おしゃれネイルではなくて、ネイルのケアを中心とした内容のもの。アスリートだけでなく一般の方も爪の色が変色してる・・とか、爪が前に伸びない・・などと爪に悩みがある方が来店されます。
わか:ネイルトレーナーとは?
西村さん:おしゃれネイルをする人をネイリスト・・と呼ぶのに対して、新しい文化としてアスリートの爪について、専門的に学んだネイリストのことをネイルトレーナーと言います。アスリートネイル協会が2015年に発足され、理事の田中もアスリートの爪の重要性を研究してもっと快適にスポーツをしてもらうために広めていきたいと言ってます。
わか:爪の機能と役割って・・・?
西村さん:爪は人間がまっすぐ立つため、また、ものをつかんだりするためのもの。少しでも足の爪が痛いとまっすぐ立てずに体の重心が崩れます。すると、腰、肩、全身にゆがみができます。また力も入らないでしょう。
わか:私・・・見てもらってわかるように、黒爪になってて、しかも何重にも層ができてるんでんすが・・・・
西村さん:最初に血の塊をほっておいたことによって、塊が押してしまって、前に伸びずに上に伸びてしまってるんです。本人が気づかないまま、角質にぶつかってしまって変形してしまってるんですね。
わか:ほったらかしにしてました・・・><
わか:では爪の正しい切り方とか形ってあるんですか?
西村さん:爪切りで切らずにやすりで削ることです!爪切りだと先端に断面ができてしまって、2枚づめになったり、先端がかけてしまったり・・します。時間がないという人は、爪切りで長さを整えたあと、やすりで整えるようにしてください。
形は、ランナーなら、スクエアオフですね。四角にして角を丸く落とす感じです。指と指の接する部分は丸くしたほうがいいかもしれません。また形もその人によってそれぞれ違いますので、微調整するためにもやすりでいろいろ削りながら、調整するのがいいんです。
わか:自分でできるメンテナンスは?
西村さん:保湿・・オイルなどを塗ってあげる。代謝を上げる。そして爪を元の状態に戻すことが大切です。
夏は特に素足にもなってますし、無防備になってますので、常に皮膚が柔らかい状態にあることが大事です。
トラブルのない爪、地面をしっかり受け止められる爪にしてください。
わか:よくランナーで、そういうメンテがめんどくさいし、しょっちゅう黒爪になるので、爪をなくしてる人もいるんですが・・^^;
西村さん:それは危険ですね。骨がむき出しになってる状態ですし、けがをしますよ。1~2ミリ爪が生えただけで、ささくれが治ったという人もいますから・・・。皮膚も怪我をしたり化膿したりすることもありますので、爪ははがさないようにしてほしいですね。少しの傷口からどんな菌が入るかわからないです。
わか:爪にいい食事ってありますか?
西村さん:そってる爪の人は貧血ですね。なので、貧血を治すような食事を。爪が波打ってる人はビタミン不足です。」
わか:なるほど、爪で健康状態もわかるんですね。
わか:このお仕事、やりがいありますね。
西村さん:プロバスケットをされてる選手の方が、来られて1回目のケアだけで、シューズを履いた感覚が違った!しっくりいきました!と言われてびっくりしました。またお祭りで神輿を担ぐときに毎年、足の爪が割れてたという人に、ネイルテープを貼ってもらったら、割れなかったという報告をうけました。爪の圧を落とさずに亀裂が入る前に貼って予防するためのテープです。
ネイルテープやエッセンス、オイルなどもサロンにおいてますので、ぜひ、お試しください。
「爪の下の内出血やトラブルを対処せず、悪化した選手も多い。一人でも多くのみなさんに、爪のケアの大切さを知っていただき、プレーにいい影響があればいいなと思います。」という西村さん。
私の足も見ていただきました。変化・・・ご覧ください。^^; お恥ずかしいですが・・・・何重にも層になった黒爪が少し、よみがえりました。1回ですぐにきれいにはなりませんが、それだけ・・・歴史がありますので^^;・・・徐々に健康な爪にしていきたいと思います。
今、エッセンスを塗って・・・日々、努力してますよ~~。
ケア前の爪
ケア後の爪
爪で悩んでるみなさん!「Welina」へGO!!
8月11日のレッツラン~♪
「京都嵐山耐熱リレーマラソン」レポート~♪
2019年8月4日(日)嵐山東公園にて・・・
毎年、8月の第1日曜日に開催されるこの大会。大会名に「耐熱」とついてるとおり・・・暑い!熱い!大会なんですが・・・
今年は特に・・・気温38度の中・・開催されました~~!!
覚悟はしていましたが・・・・>< ほんとに暑さに耐える・・・大会でした。
「レッツラン」では、途中のインタビューの模様と、レース終了後のインタビューの模様をご紹介しました!!
私は・・・「わかちゃんFRCゆっくり組」で参加・・・9人でまわしました。
1周1キロ・・砂道・じゃり道・・・1キロの長いこと!
走り終わるとテントに戻って、氷で体を冷やし、給水して・・また走る!その繰り返し・・。
でも少しでも早くたすきを渡したい!チームのため、みんなのため・・・そんな思いで一人4~5回。全力疾走!!
ゴールの瞬間は、みんなで手をつないでフィニッシュ~~!!最高の気分です。
真剣に走るからこその感動がたまらんですね。
そして・・さすが日ごろから鍛えてるランナー。38度の炎天下でも誰一人倒れる人もなく、無事に終了しました。
190チームのみなさん、お疲れ様でした。
また来年!?熱い!暑い!といいながら、この暑さを忘れた頃にエントリーするんだろうなあ~~(笑)
8月4日のレッツラン~♪
「富士登山競争」のトップ選手を山頂で待ち構え~~富士登山決行!!
人生2回目の富士山に登ってきました!1回目が小学6年生の夏・・・もう○○年以上も前><
なので、ほぼ、初・・といってもいいぐらいだけど・・・。
7月25日(木)~26日(金)
26日に開催される「富士登山競争」に合わせて、計画を立て、「富士登山競争」を完走されたことがあるというみなさんに連れていってもらいました!
25日5合目をスタート!3時間かかって8合目の「蓬莱館」という山小屋に到着。
途中、7合目から8合目までの岩場を這いつくばって登らないといけない時は、泣きそうになりながら・・・富士登山を後悔しまくったけど・・。なんとか山小屋に着いた。
山小屋では60歳の時に山頂コースを完走したというかめやたけおさん(76歳)や58歳の時に完走したという村井しんさん(70歳)にお話しをお聞きしました。(インタビューは番組でご紹介!!)
やはり山岳レースの最高峰・・・完走したときの感動はすごかったそうです。村井さんは8合目の関門にひっかかったときは気を失って倒れたそうで、それでもまたトライして、関門2分後にゴールしたときもうれしかったと・・でも完走できたときは、最高だった!と思いだしながらお話くださいました。もう無理だけどね・・・と言いながら、またチャレンジしたいなあ~という気持ちがあふれてました。
前列左から3人目(若林の向かって左隣)かめやさん 中列 左端(グレーのTシャツ)村井さん
26日8合目スタート!霧雨が降ってましたが、すぐに止んで晴れ間もでました。でも空気はどんどん薄くなり、呼吸がしんどい。
そして傾斜もどんどんきつくなる。前日の倍以上のスピードでしか登れない・・・;; 本8合目に来た時に、悪天候のために山頂コースは5合目で打ち切りになったと情報が入る>< 山頂に選手が来ない・・・残念><残念すぎる。。。雲の上は快晴なのに、下はひどい雨なんだろうな。とにかく、山頂をめざす。2時間・・ヘロヘロになりながら、登頂!! やった~~日本一の山のてっぺんに来たよ~~!!
そして、下山・・・。大ベテランのみなさんの速いこと!全くついていけない!!さすがです!!
3時間で5合目に下山してくると、5合目にゴールした選手がいっぱい!!
早速インタビュー!!
*5合目コースの選手「きつかったです!!何回も歩いては登ってるんですが、走るのはきついですね。。」
*5合目コースの選手「楽しいです!好きなんで。山頂コースの資格タイムには届かなかったんでまた来年も5合目コースですが、がんばります」
*山頂コースの選手「悔しいです!この日のために名古屋の山をいっぱい練習し、高山病予防のために実際に富士山にも来て準備したのに・・・でも自然ですから仕方ないです。また来年がんばります!!」
5合目から山頂まで1泊2日5時間かかってへとへとになったのに、富士吉田市役所をスタートしてロードを走り、0合目から山頂まで、制限時間4時間30分 約21㎞ 標高差3000m どんだけすごいんだ!!想像もできないです!!
私は、「富士山はやはり登るものではなくて 見るものだ!登るのは一生に一度でいい!」・・・・と思いました。^^;
私の一生に一度...無事おわりました!!(笑)2019年の夏の想い出~♪