1月31日のレッツラン~♪
テーマ:年齢に関係なく、自己ベスト更新できる秘訣は?
ゲスト:松岡直希さん(40歳)
40歳代でサブ20(マラソン2時間20分切り)*日本人4人目!!
<*宗猛さん、利根川さん、曾宮さん そして、松岡さん>
2020年12月の「防府読売マラソン」で2:19:07~4年10か月ぶりに自己ベスト更新!!
わか:まずは自己ベスト更新、そして、40歳代で日本人4人目サブ20達成!おめでとうございます!
松岡さん:ありがとうございます。狙ってました!
わか:その瞬間は?
松岡さん:空白の時間が長かったですからうれしい限りでした。ようやく自己記録出せたので、安心しました。あ~よかった!また戻ってこれたな~という感じが強かったです。
わか:陸上はいつから?
松岡さん:中学から現在までずっと走り続けてます。
わか:途中やめようとは思わなかったんですか?走ることが好きなんですか?
松岡さん:やめようとは思わなかったです。好きか?というよりは、目標達成のために頑張ってきてる感じです。
わか:4年10か月はどんな状態だったんですか?
松岡さん:一昨年はケガで1年棒に振って・・・その前はやりたい練習ができなかったり、体調がおもわしくなかったり・・・で。昨年は夏から順調に練習が積めていて、実践でも手ごたえがあったので、秋口にはいけるかなと思いました。年齢に応じて練習の量にはこだわってきて、努力してきたのが良かったです。
わか:22秒も更新ってすごいです。年齢に関係なく、結果が出せる秘訣は?
松岡さん:まず基本を大切にしています。ジョギング、ランニングですね。
ペースに関係なく、しっかり走ること!多いときは月間1000キロ超えたときもありますが、大体平均800は走るようにしています。そして怪我無く順調にこれたおかげで記録がだせたのだと思います。
わか:それだけ走ると「怪我無く」というのはむつかしいですよね?
松岡さん:無理しない、頑張りすぎない、できる範囲のことをやる!練習をやりすぎてバーンアウトしないように取り組んでます。
わか:メニューとかはすべてご自分で?
松岡さん:はい。すべてセルフコーチングです。
わか:でもお仕事しながら・・・ですよね。走る時間は?
松岡さん:いろいろですよ。朝走れるときは朝、夕方時間が取れる時は夕方、臨機応変にやってます。
わか:年齢に関係なく記録が出せるというのは、どうすればいいのか?ヒントありますか?
松岡さん:やっぱり!「思い」ですね。自分のやりたいことに向かっていく思いの強さ!がポイントだと思います。自分はできるんだ!やれるんだ!という思いを持ち続けることだと思います。
自分の無限の可能性を止めてしまわないように。
わか:限界は作ってはいけない!ということですね。
目標にされてる人はいらっしゃいますか?
松岡さん:目標の選手はいませんが、ライバルはいます。1つ年上で3人目でサブ20を達成された曾宮選手。いつも刺激を受けていて、その選手に負けないようにと思ってトレーニングしています。
わか:松岡さんは、陸上のご指導もされてますよね?
松岡さん:はい。まだまだ少ないですが・・。自分の頑張りを見せて、背中を見せながらやってる感じですね。
わか:指導されることによるメリットもありますか?
松岡さん:はい、もちろん。気づきや感じ方で見えない部分もあるので、いいヒントをもらえたり・・ということもあります。
わか:長く陸上をされてきて、変わって来たなって思うことはありますか?
松岡さん:トレーニング方法が変わってきてますね。でも僕は、大事なのは、どの時代に関係なく、基礎・基本が大事だと思います。時代に流されないようにしていきたいですね。
わか:今後の目標、夢は?
松岡さん:ずっと記録更新し続けていきたいです。40歳代の最強ランナーを目指したいと思います!
わか:その強い意志、目標が松岡さんの強さの秘訣ですね。ありがとうございました!
これからも頑張ってください!!
このインタビューは2021年1月9日 四日市陸上競技場で開催されました「四日市中央チャレンジ」の会場で行いました。5000mのタイムトライアルの記録会。主宰が松岡さんでした。
タイム別にA~Gまでグループ分けされていて、各グループに3人のペーサーが付きます。
とっても贅沢な記録会でした!
また、4月24日にも開催されます。リアル大会が少ない今、力試しにいかがですか?
「四日市中央チャレンジ」5000mタイムトライアル!!
(生)松岡選手に会えますよ~~!!
1月24日のレッツラン~♪
今週のゲストは 弓削田真理子さん(60歳代で10.000mとマラソンが世界一速いランナー)
12月「大阪ロードレース」で1時間58分切りを達成された時の写真
1月31日(日)に開催される「大阪国際女子マラソン」
コロナ感染予防対策として、参加人数が大幅に減少されました。
参加資格、マラソンの場合、3時間10分から2時間50分に。それによって、昨年515人の参加者数が今年は99人。約5分の1です。また、海外選手がこれないことから、海外選手のペースランナーも不在!ということで大会史上初めて、男子選手がペースランナーを担当されます。3名。
川内優輝選手、松村康平選手、田中飛鳥選手です。
そして、スタジアムは無観客。また、沿道に人が集まることを避けるために、今年は大阪市内の公道を使用せずに長居公園内の周回コースになりました。14周と5分の4を走って ヤンマースタジアム長居のメイントラックにフィニッシュです。ほとんどアップダウンのないコースですので、高速レースが期待されます!
その中に・・・昨年、サブ3達成されて60歳代で世界一になられた弓削田真理子さんもエントリーされてます!
マラソンの資格はクリアされてないんですが、30キロを1時間58分内で完走すれば資格ゲット!になるので、
昨年の12月に長居公園で開催された「大阪ロードレース30キロ」に参加され、見事クリア!
「大阪国際女子マラソン」参加資格をゲットされました!!
凄すぎる62歳の弓削田さん!!年末に埼玉県のホームグランドにお邪魔してインタビューしてきました!
わか:まず、資格ゲットおめでとうございました!
弓削田さん:ありがとうございます!!ほんと苦しかったけど、なんとか取れました。
わか:30キロのそれまでのタイムは?
弓削田さん:2月の青梅マラソン30キロで2時間03分ちょうどがベストでした。それから、5分も縮めなくちゃならなくて大変だったんですよ。とにかく1キロを3分55で押していかないといけないし。高いレベルのレースでした。
わか:やはり、「大阪国際女子マラソン」のためですか?
弓削田さん:それもありますが、最近調子が上がって来てたので、たとえ切れなくても自己ベストはでるんじゃないかなって思って、一か八か!ですよ。
わか:その前に「東京マスターズ」の記録会で10.000m、37分57秒95で世界記録更新されてますよね。
弓削田さん:世界記録が39分04秒だったのでそれは普段から走れてるので、いけるかなって狙いました。
わか:これでマラソンに続いて、10,000mでも世界一速い60代になったわけですが、普段、どんな練習をされてるんですか?
弓削田さん:私はとにかく、フルマラソンを速く走りたい!という目標があって、春から着々と練習を積んできました。
距離もたくさん踏もうと月間700~800キロ。でも平な所ばかりだと鍛える筋肉が同じになるので、山にも行きました。埼玉県も私が住んでる西の方は、低い山がいっぱいあるんですね。また、川内優輝さんが監修されているクロスカントリ―コースも東松山市にあって、そこも結構走りに行きました。
わか:そんなに走って故障しないですか?
弓削田さん:山に行ったときは下りで膝が痛くなったりしたので、そんなときは山を控える。体が変だな~というのをキャッチしたらあとは、練習の質を落とす。距離は踏んでたけど、悪化しないように質を落とすようにしていたら春からずっと大きな故障なくこれましたね。
わか:故障なく、しっかり練習できるのが強さの秘訣ですね。食事も気にされてますか?
弓削田さん:それは気をつけてますよ。一時、レバーばかり食べてたんですが、最近は飽きて、マグロのお刺身が大好きで食べてます。そして、鶏の胸肉、ここにイミダペプチドという疲労回復する成分があるらしく、毎日のように食べてたら、いくら走っても朝、ぱちって目が覚めるんです。体が鉛のように重い時も今まではあってやだな~~ということもあったんですが、不思議となくなりましたね。あと、タンパク質と野菜。ミネラル、ビタミン、すごく気をつけてとるようにしています。
わか:練習が嫌になることはないですか?
弓削田さん:昔はね~~練習は嫌いだっただけど、練習すれば結果がでるじゃないですか。好き嫌いではなく、やれば出る!練習は裏切らない。だからやってますね。
わか:結果を求めるそのモチベーションはなんですか?
弓削田さん:そりゃ~~サブえがでしょう!!(サブえが 江頭2・50にちなんでマラソンを2時間50分きることをいう)
キロ4分でどこまでも走れたら、最高でしょう!私の人生最後の夢です。一生に一度でいいから、サブえがができたら最高です。
わか:男子でも厳しいサブえが・・・大阪国際女子マラソン、完走できたらサブえがですね!
弓削田さん:そうなんですよ。今回サブえがのレベルの高い人が集団で走るので、走りやすいかなって思って、サブえが初心者としては、後ろのほうから集団についていってキロ4分から4分02秒ぐらいで、押して行って、後半粘れたらと思ってます。大阪30キロの時は、テンション上がりすぎて、飛ばし過ぎたので・・・。今度は慎重に。
わか:大阪30キロロードレースは突っ込んだんですか?
弓削田さん:だってさ~。埼玉から大阪に来るのは、このコロナ禍、天国と地獄ぐらいの覚悟で来たのに、落ち込んで帰るのはやだな~って思って。大阪から東京までの新幹線が辛いのよ。今回は必死で来た甲斐あってとれたので、嬉しくって、美味しいお弁当を買って楽しく食べながら帰りました。
わか:さあ~いよいよ、1月31日ですね。抱負を!!
弓削田さん:(インタビューした日は12月26日)あと1か月 もうひと練習とにかく頑張って、キロ4分で押せるように日々練習します。なんせ!練習です。また大阪の人優しくて、30キロの時も、こんな関東の人間を「弓削田さ~~ん」って応援してくれたの。嬉しくて嬉しくて!だから、とにかく、頑張って走ります!
とにかくパワフルな弓削田さん。お会いしてお話しして、元気いっぱい頂きました。
念願のサブえがも、弓削田さんならきっと達成される気がします!信じてますよ!!
1月31日は全力で応援しますね~~!!
ラジオお聞きのみなさん、このぺージを読んでいただいてるみなさん!
テレビで「弓削田真理子」さんを応援お願いします!!
10.000mとマラソン、世界で一番速いランナー 62歳の弓削田真理子さん!!頑張れ~~~ファイト!!
1月17日のレッツラン
今週のゲスト:小川裕子さん(ルーマニア・ブカレスト在住・元国際ランナー)
ルーマニアに移り住んで15年の小川裕子さんが日本に帰国されました。
コロナ禍のルーマニアの様子、日本との違い、などをお聞きしました!!
わか:いつ日本へ?
ひろこさん:10月半ばすぎです。家族に急用があったのと、今帰らないと春まで帰れないと思ったので「えいや!」って思って帰ってきました。空港の検査は陰性で、その後14日間自宅待機(自主隔離)して、活動開始です。
わか:昨年の1月2月ぐらいから世界中でコロナ感染が広がりましたが、ルーマニアはどうだったんですか?
ひろこさん:2月下旬ぐらいにイタリアから伝播してきたんですが、その時はヨーロッパの情報も入ってたので、ルーマニア政府の対応が早くて3月上旬にはもう休校、半ばには緊急事態宣言発令で罰則を伴う厳しい移動制限になりました。
一歩外へ出るのも申請書が必要だったり・・・。
わか:ひろこさんはどうされてたんですか?
ひろこさん:もちろん、ずっと家にいました。顔がアジアっぽいので、ルーマニアはそれほどでもなかったんですが、やはり、「お前の国が広めたんだろう?」とアジア人に対する偏見もあったので、2か月ほぼ家にこもってました。
わか:何をされてました?
ひろこさん:オンラインの仕事があったので、オンラインで日本語を教えていました。
わか:えっ、早速オンライン授業だったんですね。
ひろこさん:早かったですよ。緊急事態宣言がでた1週間後から対応しました。ただ、一般の公立の小・中学校は40%はオンラインできてなかったようです。特に地方は。差がありましたね。
わか:その後は?
ひろこさん:5月半ばになると、罰則を伴う非常事態宣言は解除され、6月に入ると、国内の移動禁止も解除され、6月半ばにはヨーロッパ圏内の移動も許されたので、バカンスで人が移動するようになって、また7月、ルーマニアに第2波が到達しましたね。
わか:やはり人が移動すると戻りますね。
ひろこさん:8月ごろは、人口あたりの新規感染者がヨーロッパの中でルーマニアがトップを独走していたんですが、8月下旬にフランス、イギリスで再拡大したのでルーマニアが出立たなくなりましたね。ところが、第2波を抑えきれないうちに学校を再開し、選挙もあったりして、10月にまた第3波がきました。
わか:よく日本に帰ってこれましたね。
ひろこさん:いい時に帰ってこれたと思います。
わか:ルーマニアのみなさんの生活はどんな感じでした?
ひろこさん:罰則がありますので、決められたことを粛々と守ってましたね。
わか:マラソン大会やイベントなんかは?
ひろこさん:市民ランナーレベルの大会はオンラインでやってましたが、「ブカレスト国際マラソン」という1番大きな大会はエリート100人規模の大会なんですが、10月の第2週で、急速に感染拡大を受けて、なんと、スタート36時間前に中止になりました。すでにケニアやエチオピアなどから招待選手も来ていたし、金曜日に記者会見も終わっていたのに、その金曜日の夜に中止が決定しました。
わか:きついですね~~><
ひろこさん:厳しいですね。ダメと言えばダメ!でしたね。まあ、9月後半から11月にかけて感染者が一日1万人超えてましたのでピークだったんですね。
わか:ひろこさん自身はランニングとかどうされてたんですか?
ひろこさん:感染拡大の中、毎週毎週、措置が変わるんですね。外出の時にマスクをしなくてはいけないとか、罰則があるんですが、1週ごとに罰則が変わるので、毎日ニュースを必ず見て動いてました。一歩出て、罰金取られたら困りますから。ランニングも10月上旬までは大人数が集まって走るのはなくなって、小人数3~4人でバラバラに走るというのが、その時も今も続いてます。
わか:確か、9月に24時間チャリティマラソンを開催されたんですね。
ひろこさん:ぎりぎりのタイミングでしたね。それも、本当は5月に黒海沿岸を走る予定だったんですが、できなくて9月に各地区チーム20人上限にそれぞれの場所で走ってオンラインというのをやりました。それが限界でしたね。
わか:そして日本に帰ってこられて、日本はどう映りました?
ひろこさん:みなさん、自粛要請だけでマスクをしてすごいな~と思いましたけど、ルーマニアはすべて政府が決めるんですね。イエローゾーン、レッドゾーンだったり、日本は各自治体によってばらばらだな~~って思いました。
わか:今、日本ではどのように過ごされてます?
ひろこさん:小さいグループでランしてます。また、ずっと毎年参加している「ルーマニアマラソン」今年10回目だったんですが、今年は参加できないな~と思ってたらオンラインになって、うれしくて、「日本から参加します」って主催者に言うと、「もし、日本の仲間が走りたいなら、無料でナンバーカードを送るよ」って言ってくださって、何名かで参加したら、完走証もいただき、日本で参加してくれたメンバーということでHPにも載せていただきました。
わか:すごい!!オンラインで日本とルーマニアがつながったんですね。今後のご予定は?
ひろこさん:コロナが今後どうなるかはわかりませんが、落ち着いたら、春の復活祭までには戻りたいと思ってます。
わか:ルーマニアのご自宅も心配だと思いますが、しばらくは日本滞在ですね。日本での楽しみは何ですか?
ひろこさん:7年ぶりに日本でお正月を過ごしたんですが、すごい新鮮で、それをルーマニアのみんなにFacebookを通してみてもらうのが楽しくて、日本の良いところを再発見できるのがうれしいですね。
日本滞在中に奈良へ
わか:ひろこさんの場合、足でいろんなところに行けるのが強いですね。
ひろこさん:大阪近辺の山とかですが・・・もし、見かけたら声かけてくださいね。
わか:一日も早く、元に戻り、自由に日本とルーマニアが行き来できる日が来るといいですね。
ありがとうございました!!
ヨーロッパはやはり日本と違って感染者数も多く、罰則!というのが厳しいですね。
でもしばらくは日本滞在。緊急事態宣言中でいろいろ不自由だと思いますが、出来る範囲で充実した日々を送ってください。
2021年1月10日のレッツラン~♪
2021年初ゲストは・・・大久保淳一さん
2019年7月にも一度ご出演いただきました。
最終ステージのがんと闘い、復帰されて、治療の後遺症で肺の3分の1が機能していない体で「サロマ100キロウルトラマラソン完走」そして、サロマンブルー達成!さらに、2019年4月「サハラ砂漠250キロ」のレースに出場されて見事完走!!
また、2015年にはがん発症からサロマ完走まで(2007年~2013年)のことを書かれた手記「いのちのスタートライン」単行本発刊!
また、がん患者支援団体のNPO法人「5years」設立。
・・・その単行本がこの度、文庫本になって出版されました!!
単行本から5年間のこと(サハラ砂漠のレースのことなど)を追記されてます。
そして、「5years」の活動も軌道に乗って、登録者数12.000人突破!!
~ということで、年末にお会いしてきました!!
わか:お久しぶりです。お元気そうで、今もばりばり走ってらっしゃるんですか?
大久保さん:練習してますよ~~。走りすぎて故障するぐらい(笑)
わか:ということは、目標があるんですね。
大久保さん:2021年57才になるんですが、開催されれば・・・ですが、12回目のサロマ100キロで自己新狙ってるんです。そのために猛練習してますよ。
わか:ええ~~。すごいですね。
大久保さん:でもね~~。年取ってから速いタイムで走るのってほんとにきついんですよね。不可能に近い目標だとも思うんですが、でも挑戦することが楽しいんです。生きてるって感じがするんです。運よくがんから生かしてもらった命、せっかくもらった命なので、大切に生きたいと思います。充実した毎日を過ごしてますよ。
わか:ところで、「いのちのスタートライン」文庫本発売されたんですね。
大久保さん:集英社さんが「文庫本だしませんか?」と言ってくださって、せっかくなので、単行本から5年のことも28ページ足して発刊しました。
わか:その5年って、サロマンブルーやサハラ砂漠250キロとか・・・すごいことがたったの28ページですか?(笑)
大久保さん:字数制限があるので、仕方ないんですよ。すごい苦労しました。あんまり簡単に書いたら、簡単に達成したように思われたらいやだし・・・(笑)ものすごく大変だったんですから。でも、いっぱい書いたら、すべて編集者さんにカットされてしまって・・(笑)
まあ、そのことはまた別の機会に書けばいいかなっと。
今回文庫本の解説を直木賞作家の三浦しをんさんが書いてくださったんです。三浦さんは「風が強く吹いている」で箱根駅伝の話を書いてらっしゃって、ご自身は走られないですが、駅伝やマラソンに理解ある方で、あるランニングイベントの講演会でお会いしてからのお付き合いです。
わか:解説では、ご自身「毎日3分2キロのダンベルを持ち上げるだけで疲れて二度寝してます」って書いてありましたが・・・
大久保さん:その毎日続けるってすごいですよね。強靭な精神力だと思いますよ。
わか:三浦しをんさんの解説もすばらしい文庫本。一人でも多くの方に読んでいただきたいですね。
大久保さん:私ががんを患った時、元気な話がほしかったんですよね。がんを克服して、今、職場に復帰してます・・とか、主婦やってます・・・とか、スポーツしてます・・とか。そういう意味でも、文庫本になると、値段も安いですし、本屋さんの店頭で平積みされますので、手に取ってもらいやすいと思います。
わか:それともう一つ、NPO法人「5years」登録者12.000人超え!おめでとうございます。
大久保さん:ありがとうございます。日本で1番大きな団体になりました。
これはインターネット上のがん患者さんのコミュニティです。今、がんと闘ってる人の勇気づけのパワースポットです。先にがんを経験した人が、今、闘病中の人とつながって情報が入る仕組みです。最初はなかなか、登録してくださらなくて苦労したんですが、お会いする人ひとりづつに声をかけていくうちに、10人が100人になり、1000人になりって増えていきました。
まあ、最初は信用もないですし・・・でも増えていくと社会に信用されだし、インターネットで広く増えていきましたね。今は、ネットからリアルに会いたいという要望は大きくなって、年2回、東京と大阪でリアルなイベントを開催するんですが、すごい人が集まりますね。定員はすぐにいっぱいになります。
わか:やはり、ネットでつながると今度は会いたい、お話したい、聞いてほしい・・ってなるんでしょうね。
大久保さん:私は、このコミュニティで「ロールモデル」を見つけてくださいって言ってるんです。命と向きあうときに目指す人がいると頑張れるんですね。マイヒーロー、マイヒロインを見つけてほしいです。
わか:だったら、まずは、大久保さんがマイヒーローですね。
大久保さん:いやいや・・確かに重いがんから復帰してサロマ100キロ走るって珍しいことではありますが・・・普通でも100キロ走る人は珍しいでしょ?だから、私は変人なんですよ(笑)。
私はちがうな~~と思いますけど・・・ね。(笑)
とにかく、「5years」にはいろんな方がいらっしゃいますので、「自分の目指す像」を見つけていただきたいですね。そうすると、会いたいといわれる方がどんどん増えていくんですよね。
わか:「ロールモデル」はたくさんあった方がいいですし、12000人超えましたが・・今後の展望は?
大久保さん:20000人目指してます。いづれは10万人規模にしたいです。アメリカにはありますから。
わか:「5years」の展望はわかりました。
では、大久保さんの目指すことは、まずは2021年サロマ100キロで自己新!ですが、もっと壮大な目標もありましたよね?
大久保さん:「四大砂漠マラソン」制覇ですね。
サハラ砂漠と同じ250キロの砂漠マラソンが他にもありまして、ナミブ、ゴビ、アタカマ、南極・・・これを60歳までに制覇したいんです。
わか:おお~~あと、3~4年ですね。
大久保さん:そうなんですよ。でも、普通の人でも制覇した人は少ないと思うので、ぜひ、挑戦したいですね。
わか:ぜひぜひ!!頑張ってください! ありがとうございました。
年末、東京にある「5years」のサロンにお邪魔してインタビューさせていただきました。
改めて文庫本を読ませていただき、1番印象に残った言葉「一生懸命生きていればそれでいい」
文庫本にサインしていただきました。
「一生懸命」一日一日大切に生きていく・・・今年の私の座右の銘にしたいと思います。
大久保さんと、どちらが早くサブ4するか、競争しましょう!と約束しました。
大久保さん、負けませんよ~~(笑)私も頑張ります!
「挑戦することが楽しい!生きてる証だから!」
大久保さんのその言葉に元気と勇気を頂きました。
「いのちのスタートライン」
ぜひ、みなさん、読んでみてくださいね!!