8月29日のレッツラン~♪
「東京2020オリンピック」
~競歩とマラソンの運営に携わられた弓削田眞理子さん(60歳代で世界一速いランナー)に電話インタビュー!!~
わか:女子の競歩とマラソン。ゴールテープ係をされててちらっとテレビで拝見しましたよ!
お疲れさまでした。
弓削田さん:最初は観察員の仕事担当だったんですよ。でもテストイベントで、スタートゴールエリアを担当するマーシャルという仕事に人が足らないということで、私なんでもしますよってコメントしたら、そこの担当になってまして・・。ゴールテープはその中の一つの仕事で、他に、選手をスタートラインに並ばせたり、スタート付近で倒れた人をゴール付近の医務室に連れて行ったり、ゴールした人にタオルかけたり・・とかいろいろやってました。
わか:オリンピックに携わることは夢でした?
弓削田さん:そりゃそうよ~~。私ずっと見に行きたいと思ってて、北京の時も近いから行きたかったんだけど、まだ現役バリバリで教師してましたから1週間も休みとれないし・・だから、東京が決まった時はやった~~!って思いました。で、今回、競歩やマラソンはスタートラインの並び方は決まってなくて、来た人からどうぞ!という感じだったんですが、でも3位までに入るよう強い選手は1番前に並んでもらって紹介しようということになっていて、その選手をスタートラインに連れていく仕事もあって、競歩の20キロ中国の選手もかっこよかったし・・(笑)男子50キロのフランスの選手とか、女子20キロ日本の埼玉県出身の岡田選手も、とにかくいろんな人を連れて行ったりしてたんですが、一番びっくりしたのは、マラソンのキプチョゲ選手の担当になってスタートラインに連れていかないといけないからずっと追っかけてて、・・・コールルームで確認したあとは他の選手は体操したり、トイレいったり、給水したりしてるんだけど、キプチョゲ選手はエアコンの効いた部屋で長椅子に寝っ転がってるの。これはぜったいやるな!って思った。
もう~~王者の風格を感じましたね。
わか:余裕なんですね~~。
弓削田さん:でもねえ~1番感動したのは男子50キロ競歩。あの暑い中、2キロのコースを25周するんだよ。ほんとにみんな暑さでふらふらになってて、もどしちゃってもまだ歩いてて・・もう感動ものだった。
わか:女子マラソンは1時間早くなった!というのは現場は大変でした?
弓削田さん:私たちは・・前日競歩で朝2時集合だったんだけど、明日はマラソンだから3時半集合だね~~って言ってたら、最後の打ち合わせのとき重大なお知らせがあります、明日1時間早くなって2時半集合です!・・って。でも私たちは、あっ~~!っていう感じでしたね。言われたらやるしかないし、言われたことをするだけだけど・・上の方の人はたいへんだったんじゃないかな~~。役員のトップの人たちはほとんど寝てないんじゃないかと思いましたね。
わか:でも今回、オリンピックに携わってみて改めていかがでした?
弓削田さん:人生の宝になりました。そして思ったんだけど・・・1番になった人が強いとかじゃなくて、みんなスタートラインに立つために色んな努力をして苦労もいっぱいあって、それでスタートラインに立ったんだと思ったら、みんなすごい!マラソン、服部選手も中村選手も見たけど、必死でゴールにたどり着いて、もう力を出し尽くした~~という姿を見た時、誰が1番んじゃないな!と私の中では思いました。みんなすごいですよ。
わか:改めて自分の走りに影響は?
弓削田さん:さらに私もがんばろうと!ああいう人たちのように出し尽くそうと思いました。
10月17日の「東京マラソン」すべて出し尽くします。最高のレースにしたいと思います!!
わか:ますますパワーアップされた弓削田さん、頑張ってください!!
今まさに東京パラリンピックが行なわれています。今もたくさんの人が奮闘されてます。
あと1週間、がんばってください。
8月22日のレッツラン~♪
東京2020パラリンピック~特集~第2弾
ロンドン・リオ・東京~3大会連続3種目出場の和田伸也さん~~ゲストです!!
7月8月合宿でお忙しい中、7月18日和田さんの母校関西大学のトラックで当日のガイドランナーさんと練習されていました。3人にお会いできるのはこの日を逃したらないぞ~~ということで行ってきました。
ホクレンディスタンスで優勝された時の写真 和田さんを挟んで向かって右が長谷部さん、左が矢嶋さん
わか:いよいよ、東京パラリンピックまで1か月と1週間、今の気持ちは?
和田さん:ここまで好調をキープしてきましたので、いよいよだなっという気持ちです。
わか:本番前の最後のレース、ホクレンディスタンス5000mも優勝で終わりましたから絶好調ですよね。
和田さん:はい。7月10日のレース、全盲・弱視一緒のレースで弱視の選手にも負けずにしっかり勝ち切って終わりましたからいいイメージで終われてよかったです。
わか:3大会目のパラリンピックはいかがですか?
和田さん:3大会連続で3種目ですので、トラックメインに見据えながらマラソンもしっかり走りたいと思います。暑さとの闘いにもなると思いますので、終盤が勝負だと思います。
わか:もう3大会目...慣れたもんですよね(笑)
和田さん:(笑)経験は積んできました。そしてロンドン・リオもマラソンでともに5位入賞してますし、ロンドンでは5000m銅メダルも取れましたので、東京ではこれ以上の結果を残したいと思います。
わか:開催が1年、延びました。この1年はあっという間でした?
和田さん:いいトレーニングもできましたし、ベストもでてあっという間でした。
リオの後、低迷していた頃もあったんですが、長瀬産業さんにお世話になって競技に集中できたおかげもあるし、2年前に長谷部くんと知り合ってぐっと記録が伸びましたので、ペア2年半の集大成にしたいと思います。世界ランキングトップで迎えるパラリンピックは初めてなので自信を持って走りたいと思います。
わか:もう早く走りたい気持ちですか?
和田さん:昨年からいつ本番が来てもいいように準備はしてきましたので・・・。
わか:それでは当日のガイドランナーのお二人にもお話お伺いします。
長谷部匠さん・・・いよいよですね~~。
長谷部さん:いよいよです。ほんとに和田さんも好調で僕も万全な調子で迎えられそうです。
わか:ずっとインタビューさせていただいてて、パラリンピックで伴走できたらいいな~っておっしゃってたんですが、ついに夢が実現しましたね!
長谷部さん:はい。うれしいです。
わか:実感ありますか?ドキドキですか?
長谷部さん:まだそんなには実感ないんですが、こうして取材を受けたり、徐々にメディアに取り上げられたりして実感がわいてきました。
わか:本番は緊張するほうですか?
長谷部さん:緊張をパフォーマンスに変えれるほうなので、会場の雰囲気にのまれないように頑張りたいと思います。今までの集大成として1番いい成績を残したいと思います。
わか:日焼けにもますます磨きがかかって・・・(爆笑)練習もかなりされてますね。
長谷部さん:(笑)外国人選手に負けてませんよ。
わか:では最後に抱負を!
長谷部さん:まずは、5000mで金、そして 1500m予選・決勝といい形で進んでマラソンもしっかりとすべての力をだしてベストを尽くしたいと思います。
そして レースの伴走がパラリンピックが3回目という中央発條(名古屋の実業団)の矢嶋謙悟さん
わか:初めまして・・ですね~~3回目の伴走がパラリンピックってすごいですね!!
矢嶋さん:夢のような気分です。
わか:伴走でパラリンピックを走ってほしいといわれたとき、どう思われました?
矢嶋さん:ぼくでいいのかなっと思いました。でも一緒に走らせていただいて、いい経験もできてるし、面白いと思ってます。
わか:伴走ってどうですか?
矢嶋さん:最初はむつかしいと思ったんですが、今でもむつかしいですが、でも練習していく中で慣れてきたというか、息があってきたかなって思います。
わか:でも5000mってすごい速さの中で途中交代するんですよね?大丈夫でした?
矢嶋さん:今までレースでうまくできてるので大丈夫です。
わか:さすがですね!!実業団でレースに出るのと、伴走でレースにでるのとではなにか違いがありますか?
矢嶋さん:変わらないです。ぼくは緊張するタイプなので、どちらも緊張しますね。
わか:本番で緊張したらどうします?
矢嶋さん:和田さんに助けてもらいます(笑)
わか:では矢嶋さんからも一言!
矢嶋さん:今まで順調にきてますので、求められてる金メダルを取りに行きます!
わか:いい仕事してくださいね。
矢嶋さん:任せてください!!
わか:和田さん、またまた、頼もしいガイドランナーが増えましたね。
それでは最後に和田さんから一言!!
和田さん:競技歴も13年目になりました。これまでたくさんの人に応援していただき、直接たくさんの方に伴走をしていただきました。みなさんの思いと共に、ガイドランナーの二人と走ってきます。今回、トラックの集大成だと思ってます。1500m 5000mは今回で一応区切りをつけ、その後パリへはマラソンでまた挑戦しつづけようと思います。そういう意味でも頑張ってきます。無観客と思いますが、ネットやテレビでぜひ応援していただければ嬉しいです。
わか:チームワークもばっちりな3人。心強い、頼もしいガイドランナーさんお二人と思いっきり暴れてくださいね。トラックの集大成!!ばっちり決めてください!!
和田さんの出場種目の日程は・・・
8月27日 5000m決勝
8月30日 1500m予選
8月31日 1500m決勝
9月5日 マラソン
です!
ネットでテレビの前で...みなさん、ぜひ、応援をお願いします!!
最後に取材の時のプライベートな服装の3人!!
ファイトです!!
8月15日のレッツラン~♪
東京2020パラリンピックまであと9日(15日現在)
8月21日には東京に各都道府県の代表の聖火ランナーが集まります。
滋賀県の聖火ランナーを務めるのはブラインドランナーの近藤寛子さんです!
そして、女子マラソン日本代表のブラインドランナーさんも滋賀県にいらっしゃいます。藤井由美子さんです。
7月・・・2周続けて練習されてる滋賀県希望ヶ丘文化公園に行ってお話お聞きしてきました!!
★まずは聖火ランナーを務める近藤寛子さん(リオパラリンピック女子マラソン日本代表)7月24日取材
わか:聖火ランナーのお話が来た時、どんな気持ちでした?
近藤さん:本当は東京パラリンピックも出たかったんですが叶わず、複雑な思いだったんですが、でもパリへ気持ちを切り替えて、次のパリパラリンピックに想いの灯をつなげる気持ちでやることにしました。
わか:近藤さんが走りだされたのは今から何年前ですか?きっかけは?
近藤さん:16年前です。ちょうど目が悪くなって外にもあまり出られなくなった頃だったんですが、外にでるきっかけとして滋賀県で伴走練習会があることを知って参加しました。そのときに伴走の川嶋さんと出会って、最初、オタオタと走ってたんですが思いっきり手と足を動かしてごらんと言われてまるで子供のようにがむしゃらに動かしたら、まるで一人で走ってるような感覚になって、走るってこんなに気持ちがいいんだ!って思いました。
わか:それからあれよ!あれよ!という間にパラリンピック日本代表ですもんね~~。リオはどうでした?
近藤さん:世界の舞台に立ってる自分の姿が信じられない状況でした。でも楽しい世界、楽しい競技会に来たことでワクワクが止まらなかったです。楽しくスタートしました。
わか:そして暑い大会でしたが見事5位入賞でしたね。リオが終って変化ありました?
近藤さん:それまで滋賀銀行は普通に勤務してたんですが、練習時間がとれるようにご配慮くださって、家事の負担も軽減してもらって、支えていただいてます。また、パラリンピックというものをたくさんの方にも知っていただいたと思います。
わか:近藤さんが頑張ってらっしゃるから、支えて下さる人、応援してくださる人がたくさんいらっしゃるんだと思います。その気持ちをパリにつなげてくださいね。
そして、長年近藤さんの伴走をされてきた川嶋久一さん
わか:近藤さんと出会って世界が変わりましね。
川嶋さん:そうなんです。ただのジョギングおじさんになるところを競技ランナーの伴走ということで、自分自身も練習して変われたと思います。リオパラリンピックは普通の人では経験出来ないことを経験させていただいて感謝しています。
わか:パリも一緒に?
川嶋さん:いえいえ・・・もう・・・でも練習のサポートは全力で頑張ります!!
パリまであと3年。きっとあっという間ですね。聖火ランナーを務められたら、更にパリへの思いは強くなることでしょう。近藤さん、パリに向けて頑張ってくださいね。そして、聖火ランナー 川嶋さんと楽しんでください。
近藤さんと川嶋さんの聖火ランナーは8月21日東京で行われます。
★続いて9月5日(日)パラリンピック女子マラソン日本代表の藤井由美子さん 7月31日取材
わか:北海道の合宿は順調に?
藤井さん:はい、東京に向けて、がっつりやってきました。
わか:いよいよですが、今の気持ちは?
藤井さん:ドキドキハラハラです。
わか:代表に決まった時はどう思われました?
藤井さん:嬉しかったですけど、ビックリしたのが本音です。えっ?私でいいの?って感じですね。
わか:昨年12月の防府読売マラソンが自己ベストでしたから。伸び盛りですね。
藤井さん:本当はその防府で最後にしようと思った大会でしたが、それが自己ベスト出てしまって・・。やめられなくなりました。(笑)
わか:本番はどんな気持ちで走られますか?
藤井さん:今まで支えて下さったみなさん、家族ももちろんですが、競技や応援で力を与えてくださったみなさんへの感謝の気持ちを力にかえて最後まであきらめないでがんばろうと思います。
そして、伴走で支えてくださったお一人、橋本さん。
わか:伴走されて何年ですか?
橋本さん:もう20~数年ですね。
わか:性格も把握されてますね。
橋本さん:そうですね~藤井さんは用心深くて自分はダメという気持ちの弱い部分もあったんですが、どんどん変わってきましたね。
わか:努力家さんですか?
橋本さん:努力がなかったら今はないと思います。
わか:ではパラリンピック出走される藤井さんに一言!!
橋本さん:とにかく、自分を信じること!周りのペースに惑わされずに自分のペースで走ったら結果はついてくると思います。近くに行けませんが、滋賀県からみんなで応援しています。
9月5日(日)滋賀県から東京へ・・・大きなパワーが贈られることでしょう!
藤井さん、みんな全力で後押しします!
頑張ってくださいね!!
それにしても2大会連続、滋賀県から日本代表が輩出されるってすごくないですか?
2週続けて、私も希望ヶ丘文化公園で走らせていただきましたが、適度なアップダウンがあって、ここで練習したら、足強くなるだろうなあ~と思いました、芝生のクロカンコースもあるし・・・。
8月8日のレッツラン~♪
「第1回加古川まつかぜハーフマラソン」のご紹介~~!!
少しづつ開催される秋のフルマラソンに向けて、ハーフマラソンで足慣らし~しませんか?
大会コーディネーターの*神屋信行さんにお聞きしました!
*神屋信行さん(加古川市出身)
西脇工業から駒沢大学へ・・・箱根駅伝2度の優勝。実業団日清食品を経て指導者へ。
武蔵野学院大学→東京経済大学→現在、通信制高校の指導しながら ランニングクラブKRC主宰
わか:引退されて15年。指導者になっていかがですか?
神屋さん:現役時代から感じてたことなんですが、途中でやめる子が多いなあ~と。ランニングを続けるには理由がないと続かない。箱根駅伝という目標が先にあってみんな頑張るんですが、そうでない子も多く、速い・遅いじゃなく、才能の良しあしでもレベルでも関係なく、多くの人は僕より才能がある部分もいっぱいあるので、その部分を引き出してあげて、ランニングって楽しいな~~と思ってくれたらいいなあと思ってます。
わか:ランニングクラブKRCはどんな活動を?
神屋さん:レベル関係なく、ストイックやそうでないとか関係なく、年齢問わず、男女問わず、ランニングをやってみたい人、楽しみたい人と、指導というより、一緒に楽しもうよ~という形でやってます。オンラインで称賛し合ったり、応援しあったり、お互いランナーとして交流の場を持ってコミュニティしてますね。
わか:ランニングを楽しんでもらいたい!という気持ちから大会を開催されることになったんですか?
神屋さん:加古川に引っ越してきたとき、もっともっと加古川で大会があってもいいんじゃないかなって思ったんです。
お客さんの取り合いになるかもしれないけど、そうじゃなくて、どこのレースに行きたいか?記録が出せる大会、ストイックな大会、楽しんで走ったり歩いても良い大会など・・・選択肢を増やしたいと思ったんですね。
わか:では「加古川まつかぜハーフマラソン」はどんなコンセプトですか?
神屋さん:ちょうど秋冬の大会も開催されるようになってきて、そのマラソンの足慣らしになるような半分の距離をメインに速い人がチャレンジするのも良し、ランニングはハードル高いなあ~途中歩くかもしれないけど、健康のために走ってみるか?とか、子どもと一緒に走ってみたい!そう思ってもらえる大会にしたいですね。いろんな楽しみ方が出来る大会にしたいし、年に何回もやって、すそ野を広げたいと思ってます。
わか:その第1回目が11月7日なんですね。
ペースランナーも平田治さん、坂本喜子さんと豪華ですし、河川敷なのでアップダウンもなく、走りやすいですね。
神屋さん:変化のない河川敷ですが、ちょこちょこ見るところもあるし、今はコロナで人を集められないですが、いづれはコース上にブラスバンドのみなさんの音楽の応援があったり、ダンスパフォーマンスがあったり、地域の人たちと溶け込んで、フェスティバルのようなお祭り騒ぎにしていきたいです。
わか:大会名はどこから?
神屋さん:まず、多くの人に「加古川」を覚えて欲しい。それと、意外に加古川には松が多いんです。そして吹く風、
暴風は困りますが、冬とちがって秋はそんなにきつい風も吹きませんし・・・だから、「加古川まつかぜ」です。
わか:なるほど!!ではすでに募集も始まってます。メッセ―ジをお願いします。
神屋さん:今、暑いですので、外に出たくないかもしれませんが、散歩でもいいです。体を動かす・・その延長上に、それを日常化しつつ、日常の中に非日常のものとしてこのレースを入れていただければと思います。
ぜひ、おこしください。
わか:すでに2回目も決まってまして、2回目は来年の3月13日(日)ゲストペースランナーは北京オリンピック男子マラソン日本代表の佐藤敦之さんと濱野健氏さんです。
そして、1回目2回目・・・大会のMCを私・若林が担当させていただきます!
楽しい大会になるよう頑張りますので、ぜひみなさん、ご参加くださいね。
ランネット・スポーツエントリー・大会HPで募集中です!!